全英オープン

アーニー・エルス（南アフリカ）が10年ぶりのメジャー制覇を成し遂げた。男子ゴルフのメジャー第3戦【全英オープン選手権】は22日、英国中部のロイヤルリザム・アンド・セントアンズＧＣで最終ラウンドを行い、42歳のアーニー・エルス（南アフリカ）が68で回り、通算-7の273で10年ぶり２度目の優勝を果たした。メジャー勝利は通算４勝目。
　4日間で最も強い風が吹き荒れた最終ラウンド。-5の5位タイから出たエルスは前半アウトで2つスコアを落としたが、インで4バーディを奪う猛チャージで「68」をマーク。通算-7にスコアを伸ばしてホールアウトすると、-11の首位から出たアダム・スコット（オーストラリア）が、15番から4連続ボギーを叩いてフィニッシュする悪夢の展開で通算-6。エルスが１打差で’02年の同大会以来のメジャー通算４勝目を飾った。
　タイガー・ウッズは、-6の4位から出たが、前半6番でトリプルボギーを叩くなど苦しみ「73」。ブラント・スネデカーと並び通算-3の3位タイでフィニッシュした。-2の5位タイにグレーム・マクドウェル（北アイルランド）とルーク・ドナルド（イングランド）の地元勢が入った。決勝ラウンドに進出した日本勢、藤本佳則は通算+７の54位タイ、武藤俊憲は+11の72位タイで4日間の戦いを終えた。
　大会初日を終えた時に、日本人で期待は藤本、優勝はエルスかザック・ジョンソンが復活すれば嬉しいと書いたが、まさかそうなるとは・・・。競馬の予想は外れてもゴルフの予想は当たるようだ。