人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

見事な露払い!

2010-02-03 11:42:25 | スポーツ
 僕が落選を予想していた貴乃花親方が当選した日本相撲協会理事選挙。
 その選挙で、ついに“犠牲者”が出た。 前日に行われた理事選で、立浪一門からは友綱親方(元関脇魁輝)と大島親方(元大関旭国)が出馬していたが、大島親方が8票で落選した。逆に10票で当選した貴乃花親方に流れた立浪一門の2票のうち、1票を投じたのが安治川親方(元幕内光法)だった。安治川親方は宮城野部屋の部屋付きで、年寄名跡を伊勢ケ浜部屋の安美錦から借りている身分。一門の事前会合では大島親方に投票することになっており、借り株の身ではこの取り決めは絶対的だった。しかし、予定調和で行われる選挙方法に疑問を感じ、「最後に自分の気持ちに正直になった。自分も改革の一員になれたらと思った」
と決意。自らの人生と引き換えに貴乃花親方に思いを託した。昨日午前の立浪一門会では
「自分が(貴乃花親方に)入れました」
と造反を認めた上で、本人は
「一門から退職を迫られたわけではない」
というが、関係者によれば一門の親方から糾弾され、なかば“クビ宣告”も受けたという。貴乃花親方には電話で投票した旨を告げたという。そして夜には貴乃花支持派の大嶽親方(元関脇貴闘力)にあいさつにいったが、そこで大嶽親方は
「本人が一門から『お金で動いたのではないか』と責められて悔しいと言っていたので、純粋な気持ちで投票したことを伝えてほしいと思った」
と深夜、一門外の部屋での異例の会見の理由を明かした。退職したあとについて安治川親方は未定だという。現在、まだ二人いる犯人探しは続行されそうだが、今回の行動の良し悪しを判断するのはファン。ただ安治川親方に関してはマスコミが当分離しはしないだろう。言葉は悪いが、旨く転ぶとスポーツ紙などの解説者という席も十分有りえる(いつまでたっても竜虎じゃ・・・でももう角界は懲り懲りかな!?)。
 尚、この安治川親方だが、最高位は西前頭9枚目。生涯成績は582勝572敗14休だったのだが、現役時代、幕内以上で貴乃花との対戦なかったという。一門は違えども、今回の選挙でみせた見事な露払いであった。
コメント
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