やっぱり馬券購入に私事を入れてはだめだね。
今日の【きさらぎ賞】、昨夜の予想で血統ではネオヴァンドームで、実力ではレーヴドリームと書いたが、その2頭で馬券は決まった。まぁ辛うじて3着に僕推奨のステージプレゼンス入ったので、3連複馬券が的中したからこのレースでは大きな損こそはしなかったが、少しその予想に悔いが残ったのは確かだ。ただ今日の場合は友人へのご祝儀馬券ということで「良し」ということで・・・。
一方、【ダイヤモンドS】も実力なら断然フォゲッタブルだろうと書きながら、馬券を外しているのだからご祝儀馬券も意地悪である。冷静に、この時期豊がわざわざ登場して【ダイヤモンドS】に乗るということを考えただけでも、十分に買う価値はあったのだろう。それでも3着にメインストリームが事なきを終えていたのだが・・・。
では、その重賞を振り返る。まずは東京で行われた【ダイヤモンドS】。勝ったのは武豊騎乗の1番人気フォゲッタブル。道中は後方を追走。直線外から末脚を伸ばし、内から追い上げた6番人気ベルウッドローツェに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは3分32秒6。さらにクビ差の3着には10番人気ドリームフライトが入った。そして僕が推したメインストリームは最後いい脚で追い込んできたが、4着に敗れた。レースは、逃げた内枠の馬が2,3着に粘った“行った、行った”のレースに力が別格のフォゲッタブルが皆負かした結果となった。とにかく強い。良血開花と観ていいだろう。これで【天皇賞・春】が愉しみになった。2着ベルウッドローツェは長距離適性と今の充実ぶりを生かした。ただ一線級と戦うにはまだまだ力を付けなくてはならない。3着ドリームフライトは50㌔と展開を生かして好走。4着メインストリームは展開が全てで、また8着ヒカリカザブエはテンションが高く失速した。
勝ったフォゲッタブル(牡4・池江泰郎)は父ダンスインザダーク、母エアグルーヴ(母父:トニービン)という良血。半姉にアドマイヤグルーヴがいる。ダンスインザダーク産駒のJRA重賞勝利は昨年の【ステイヤーズS】以来36勝目。尚、そのうち10勝が3000m」以上の距離での勝利だ。通算成績は13戦4勝(重賞2勝)。
鞍上の武豊は昨年の【ラジオNIKKEI杯2歳S】のヴィクトワールピサ以来の勝利で今年初勝利。通算では262勝で、デビュー以来24年連続での重賞勝利を記録した(現役1位も歴代3位)。管理する池江泰郎調教師は今年の【京都牝馬S】のヒカルアラマンサで勝利に続いて今年重賞2勝目。通算では66勝目となった。
一方、京都で行われた【きさらぎ賞】はデムーロ騎乗の5番人気ネオヴァンドームが、道中は中団のインコースを追走。直線で馬群の内を突いて抜け出すと、最後方から猛追を見せた1番人気レーヴドリアンをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分48秒6。さらに1.1/4馬身差の3着には僕推奨の6番人気ステージプレゼンスが入った。勝ったネオヴァンドームだが、僅かなスペースを突いて勢い良く割ってきたが、3歳馬でこんな競馬できること自体優秀だ。このような競馬ができると今後重賞でも楽しみだ。逆に器用さがなく敗れたのがレーヴドリアン。最速の上がりでクビ差負けだが、“負けて強し”の競馬であった。ただ大きいところを獲るにはもう少し器用さがないと・・・。3着ステージプレゼンスは今日のところは追い負け。ただまだ力は伸びるだろうし、今後が楽しみだ。馬っぷりがいいインペリアルマーチはもう少し絞られた方がいいだろう(今日プラス8㌔)。
ネオヴァンドーム(牡3・藤原英)は父ネオユニヴァース、母プリンセスカット(トニービン)の血統。叔父にタスカータソルテがいる。ネオユニヴァース産駒はこのレース初勝利。重賞は昨年の【ラジオNIKKEI杯2歳S】のヴィクトワールピサ以来通算8勝目。尚このレースは’03年に制しており、今回の勝利で父仔制覇となった(【きさらぎ賞】父子勝利は’81年リードワンダー&’88年マイネルフリッセ、’98年スペシャルウイーク&’09年リーチザクラウンに続いて3組目)。通算成績:5戦2勝(重賞1勝)。
鞍上のデムーロはこのレース初勝利。今年はヒカルアマランサスで制した【京都牝馬S】に続き2勝目。通算では16勝目だ。また管理する藤原英調教師はこの勝利で早くも10勝を達成。今年は【京成杯】をエイシンフラッシュで制しており重賞2勝目。通算では23勝目となった。
僕が銅メダルを予想した上村愛子(30 )が出場した【バンクーバー冬季五輪】『フリースタイルスキー女子モーグル』はサイプレスマウンテンで行われた。結果、メダル獲得が期待された上村愛子は24.68点で4位に終わり、悲願のメダルには惜しくも届かなかった。優勝はハナ・カーニー(米国)で26.63点。トリノ五輪金メダルのジェニファー・ハイル(カナダ)が2位、3位はシャノン・バーク(米国)だった。正直残念であったが、勝負を賭けた上位3人とは少しその点で差があったように思う。特に優勝したカーニーの滑りは圧巻だった。
ただ走りには感動したし、上村愛子には「お疲れ様」と言いたい。でもこれで引退するのかな。あと4年できそうだけど・・・。