「馬券は総流ししといたほうがいいよ」
と、よく安田君に言っているのだが、まさかチョウサンとは・・・。
今日の競馬を振り返る。まずは東京で行われたその【毎日王冠】。勝ったのは、松岡騎乗の8番人気チョウサン (牡5・清水利厩舎)。後方追走から直線で外に持ち出すと、さらに外から伸びた5番人気アグネスアーク(僕本命)の追撃を1馬身抑え優勝した。勝ちタイムは1分44秒2のコースレコード。さらに1/2馬身差の3着に1番人気のダイワメジャーが入った。レースは出遅れたストーミーカフェが強引にハナを取ったため、速い展開となった。結局はその展開がレースを大波乱にしたのだが、チョウサンがレコードで走ったのは予想外だった。確かに相手なりに走る馬であるが、あんな斬れる脚を使えるとは・・・。ただ別定の57㌔を背負ってレコードなのだから、素直にその力は認めなくてはならないだろう。当然【天皇賞・秋】でも無視するわけにはいかないだろうが、はっきり言って半信半疑である。それにしてもダンス×サッカーボーイなら【京都大賞典】向きのような気がするのは僕だけ!? 2着のアグネスアークは馬体重がマイナス8㌔とギリギリに見える体だったが、力は付けている。ただやっぱり【天皇賞・秋】では馬体的にも狙いづらい。負けて尚強しと思ったのが3着のダイワメジャー。ストーミーを早めに追いかけたコンゴウリキシオーは直線失速した(6着)中、59㌔を背負って3着は立派である。馬体はもう少し増えていても良かった(プラス12㌔)が、これで次走が楽しみになったと思う。
勝ったチョウサンは、父ダンスインザダーク、母ステイヤング(父サッカーボーイ)という血統。’04年12月にデビューし、3戦目で初勝利。3歳春は【青葉賞】4着など重賞でも好走を見せたが、その後は条件戦で徐々に力を付け、前走の【ニューマーケットC】を勝ってオープン入りを果たしていた。通算成績18戦6勝(重賞1勝)。 鞍上の松岡はコイウタで制した【ヴィクトリアマイル】に続くJRA重賞制覇で今年4勝目、通算7勝目。管理する清水利調教師はキングオブダイヤで制した’97年【中山記念】以来約10年7か月ぶりのJRA重賞制覇で、通算6勝目となった。
一方、京都で行われた【京都大賞典】は、佐藤哲騎乗の2番人気インティライミ (牡5・佐々木晶厩舎)が、中団追走から直線で外に持ち出されて伸び、内で粘り込みを図る1番人気ポップロックをクビ差交わして優勝した。さらに1.3/4馬身差の3着には6番人気の3歳馬アルナスラインが入った。勝ったインティライミは完全復活。ポップロックだけをマークしてポップを一蹴した。文句のつけようがない完勝劇。これで【ダービー】2着になった舞台で行われる【天皇賞・秋】【JC】が楽しみになった。2着ポップも実に堅実な走りをする。四位は横綱相撲の騎乗をやったが、そこまで強い馬ではない。ただ大舞台で馬券になる確率はこっちの方かも・・・。3着は3歳アルナスライン。7ヶ月休み明けでインティライミ、ポップロックと好勝負したのだから力はある。さすがに【すみれS】でベッラレイアを一蹴しただけのことはある。今年の【菊花賞】は強力なライバルが少ないため、母父の血が上手く生きれば馬券になる可能性も・・・。
勝ったインティライミは、父スペシャルウィーク、母はアンデスレディー(父NT)という血統。半姉にオーバーザウォール(父ドクターデヴィアス)、全兄にサンバレンティンがいる。’05年【京都新聞杯】で重賞初制覇を飾り、続く【日本ダービー】ではディープインパクトの2着に好走。その後は裂蹄による休養を余儀なくされ、復帰後も勝ち切れないレースが続いていたが、前走の【朝日チャレンジC】を快勝し、約2年4か月ぶりの勝利を挙げていた。通算成績17戦5勝(重賞3勝)。
鞍上の佐藤哲はインティライミで制した【朝日チャレンジC】に続く今年のJRA重賞3勝目。管理する佐々木晶調教師も同レースに続く今年のJRA重賞3勝目で、通算では28勝目となった。
では明日の予想。まずは東京9R【西湖特別】。本命は14番インプレスゴールド。前走の時計は500万と同じで価値はないが、京都をすてて府中に殴りこみは自信の表れ。鞍上に勝春を擁してここは狙い目。11R【ペルセウスS】は1番スリープレスナイト。困ったときは3歳牝馬、その3歳牝馬がダートで古馬相手に7月に勝利は力がある証拠。鞍上の上村も「重賞を狙える馬」と評した馬、人気になる前に先物買いだ。京都10R【室町S】は6番アドマイヤキラメキ。前走は中身ができなく叩かれた今回で本領発揮。ミスプロ×NTはこの条件走る! JRAではないが、明日は【南部杯】が行われる。本命は3番ワイルドワンダー。ブルーコンコルドとサンライズバッカスの目標は先と見て今回はワイルド狙い。とにかく岩田が絶賛する馬である。 明日は久々のゴルフのため、馬券はまとめ買いの予定である。
連休の有終の美を飾りたいものだ。そういえば、シカゴ・カブスは今年も「ヤギの呪い」から抜け出すことが出来なかった。ヤギって思ったよりしつこいですね。しかしヤギ座の僕は負け方が実にあっさりしている。少しはシカゴのヤギを見習いたいものだ。