風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

頑張らないけど あきらめない

2006-01-14 | 風屋日記
高校時代にモノ書きを夢見ていたワタシ。

川崎洋や、萩原朔太郎や、立原道造や、八木重吉を読み、
ランボーとラディゲに憧れて「20歳がリミット」と気ばかり焦り、
かといって何か努力をしたわけでもなかったワタシ。

村山傀多や中原中也の無頼に習うべく、東京に目を向け、
JAZZとコーヒーとタバコと酒に浸かる日を信じ、
その時当然しなければならなかったことからは目を背け続けたワタシ。

「受験勉強なんて社会をうまく泳ぐための手段であり、
 渡世に秀でた奴らが自分の将来のために行う非生産的手段」
とせせら笑っていたワタシ。
(そして後から死ぬ程後悔した、情けないワタシ)

青春を嘲い、汗と涙から目を背け、
自分が何ものかであるかのような錯覚とともに
自分の世界に閉じこもり、逃避していたワタシ。

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それらを思い出す度に
うちの2人の息子達やその仲間達の
部活や勉強にかける貴い努力が、輝く夢が
涙が出る程眩しく感じる。

甲子園という、インターハイという、
そして第一志望の大学という夢を追って頑張る君たち。
無理はするな。自分は見失うな。
昨日病院で見かけた言葉を教えよう。
壁にぶつかった時には心の中で唱えてみて。

「頑張らないけど あきらめない」
コメント (6)
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