2024年1月8日午後3時すぎ、文京区目白台の元首相 田中角栄邸内で火災。邸内の木造2階建て住宅(800㎡) が全焼したと聞く。いわゆる目白御殿と呼ばれた”田中詣で” の邸内住居だ。
田中角栄元首相の ポスト”55年体制”なる 功罪相半ばした派閥(自民党 田中派) 政治が ”金脈問題”で終わって(1975) 、約30年後の(田中邸) 焼失だ。
戦後、わが国の政治の いわゆる”55年体制" なる政党政治トライアルは 15年程。ポスト55年体制を率いた岸・池田・佐藤内閣での 傑出した政治家は、あの「日本列島改造論」の田中角栄元首相であった。
それ('70年) から20年の前半(佐藤内閣)の道路、鉄道他の社会的インフラづくり( 列島改造)や、後半10年(1980年代)の 高度経済成長政策でのインフレーションと金脈問題(ロッキード事件) によって、田中金権政治は終焉。そのほぼ30年後、”聞く力”象徴の目白御殿が焼失した。
1990年に入り、自民党一党政治の後退で生まれた”55年体制”擬きの非自民政権(細川内閣) 後も、細川・羽田・村山・小渕・小泉(内閣) と 政治不安定。その非自民政党政治も、不確かな高度成長・バブル経済が弾けて後退。2001年、”自民党をぶっ壊す”との小泉内閣が登場。
昭和時代(1970~'90年代) "人力と金力”なる「力」を”聞く力”化した金権(金脈) 政治から 平成”非自民”なる不安定政治下のインフレーション経済は、バブル崩壊とともに終焉(2008年 リーマンショック) 。自民党一党派閥政治に入った。
2015(平成27) 年頃からの派閥 自民党 安倍政権後からの政治は、”聞く力”を金権派閥からの”それ”に変え 丁寧に”説明する”力に変えて、只今に繋いだ。