菜種梅雨、たけのこ梅雨 に続く(本格)梅雨期(6~7月)が目の前。曇天も含む長雨の停滞前線がもたらす春雨季と梅雨季の日本列島。(送り)梅雨のあとは”猛暑”の近年の7月中下旬から8月。
そして 少々秋気を感ずる9月あたりからの長い秋雨。すすき梅雨に入る。季語”秋霖”などの10月を挟むと”さざんか梅雨”。この期になっても梅雨(つゆ)がつづく。梅雨(ばいう)前線と呼んだり、つゆ(梅雨)と呼ばれたりしての長い梅雨期。
前線(ぜんせん)とは、いわゆる寒気団と暖気団との境界線で 風向・風速の変化や降水を伴う。温暖・寒暖・閉塞・停滞(前線)など4種に分けられる。春から盛夏への梅雨前線や夏から秋への秋雨前線などの季節移行期に、日本付近に出現するのが 停滞前線。
もっとも、”停滞”は いわゆる気団の境目での停滞だけに限られない。わが国の政治や行政の実情および世の中や社会経済なども停滞している。何とか明るい世の中や活気ある社会づくりを指向してほしいと願っている。