きょう6月3日(土)、家内の希望もあり、さいたま市の大宮ソニックホールで
開かれた柳田邦男さんの講演「いのちを支える言葉」を聞きに行った。(社)日本社会福祉士会と社会福祉学会のオープン講座だった。
文章や言語を専らとして文章や評論を書いたりすることで広く活躍されている方だけに、「ことば」についてたくさんのポケットを持っておられる印象をうけたが、講演そのものは”私にはためになった”が、彼が書いたりしているモノに触れるほどの感動は感じなかった。講演自身の目的や性格からそうなるのでしょうが、「いのちを支えたり」「生きる勇気になったり」する言葉を、いろいろなトピックスや事例や経験から紹介し、ひとつの言葉の影響や大切さを繰り返し語る調子になっていた。
ただ、言葉を言語といって、言語の記号論や意味論を難しく論じたりせず、ふだんの日常生活における「ことば」にフォーカスをあて、ふだん何気なく使われている言葉が、他人や人との関係社会において大変重要な役割を果たしていることを分かりやすく話されたその人柄に敬服した。
ちょっとした”ひと言”が人を傷つけたりすることもあれば、「ありがとう」や「ごめんね」と言ったひと言が、人に感動や勇気を与えたりすることを、ホスピスやケアホームで働く人を介し、ふだんの生活のなかでの「言葉」の持つ大切さというかたちで講演された。
時を同じくして、朝日新聞が「言葉のチカラ」のテレビ広告キャンペーンを展開されていますが、言葉は単なるチカラを越え、その人の感性や人柄に加え、その人の識見や人物力のようなものまで表すような気がします。文明論や記号論にして言語を語っている方々に、もっともっとふだんの生活のなかに入って、言葉の意味や感情と発言されない言葉(沈黙)まで含めたことの議論や探求をしてくれるよう望みます。
言葉を介して人々の生活や考えおよび希望などを調査したり、マーケティングリサーチなどをされている同朋の人たちには特に、言葉のひとつひとつを考えて扱ってほしいと思います。
開かれた柳田邦男さんの講演「いのちを支える言葉」を聞きに行った。(社)日本社会福祉士会と社会福祉学会のオープン講座だった。
文章や言語を専らとして文章や評論を書いたりすることで広く活躍されている方だけに、「ことば」についてたくさんのポケットを持っておられる印象をうけたが、講演そのものは”私にはためになった”が、彼が書いたりしているモノに触れるほどの感動は感じなかった。講演自身の目的や性格からそうなるのでしょうが、「いのちを支えたり」「生きる勇気になったり」する言葉を、いろいろなトピックスや事例や経験から紹介し、ひとつの言葉の影響や大切さを繰り返し語る調子になっていた。
ただ、言葉を言語といって、言語の記号論や意味論を難しく論じたりせず、ふだんの日常生活における「ことば」にフォーカスをあて、ふだん何気なく使われている言葉が、他人や人との関係社会において大変重要な役割を果たしていることを分かりやすく話されたその人柄に敬服した。
ちょっとした”ひと言”が人を傷つけたりすることもあれば、「ありがとう」や「ごめんね」と言ったひと言が、人に感動や勇気を与えたりすることを、ホスピスやケアホームで働く人を介し、ふだんの生活のなかでの「言葉」の持つ大切さというかたちで講演された。
時を同じくして、朝日新聞が「言葉のチカラ」のテレビ広告キャンペーンを展開されていますが、言葉は単なるチカラを越え、その人の感性や人柄に加え、その人の識見や人物力のようなものまで表すような気がします。文明論や記号論にして言語を語っている方々に、もっともっとふだんの生活のなかに入って、言葉の意味や感情と発言されない言葉(沈黙)まで含めたことの議論や探求をしてくれるよう望みます。
言葉を介して人々の生活や考えおよび希望などを調査したり、マーケティングリサーチなどをされている同朋の人たちには特に、言葉のひとつひとつを考えて扱ってほしいと思います。