風邪引いた。
喉が炎症起こしている。
声が出ない。
頭がガンガンする。
だけれど、僕の商売はしゃべることだ。
しゃべれなくなった僕なんて、
走れなくなったクルマだろう。
印刷できなくなったプリンターだろう。
止まった時計だろう。
電池の切れたリモコンだろう。
来年夏以降のアナログテレビだろう。
ドとレとミとファとソとラとシの音が出ないクラリネットだろう。
声を出すのが辛くなって、つくづく、
僕はしゃべることでそのアイデンティティというか、
生を実感しているのだと思う。
もはやマグロである。
いや、されるがままで無反応とかいうのではなくて。
泳いでないと死んじゃう、みたいなとこが。
したがって、規模は小さいながら、
毎日必ず数時間は人前でしゃべることを要求される今の仕事というのは、
僕にとっては天職とも言うべきものであろう。
授業とは言え、もちろんテキストの中身追いかけるだけじゃつまんないから、
僕はだいたい週で担当する全クラスで何らかの余計な「トーク」をする。
トークというとなんだか格好つけてて鼻につく感じがあるので、
僕の場合は長年親しんだ「MC」と言った方が適切かもしれない。
そう、Rebirthでおなじみの、あの曲より長いと評判の「MC」である。
あれを毎日2公演、週4で展開しているのだ。
しかも、継続は力なりとはよく言ったもので、
授業のたんびにネタを考えて…なんて面倒でとてもやってられないから、
毎回完全フリーで、客(生徒)の顔を見ながら、
テキトーにしゃべるわけであるが、
これによって自分でも気づかぬうちにスキルが上がるのだ。
近年は年齢的にも社内の立場的にも、
人前でちょっとした挨拶とかスピーチなんかを頼まれることが増えて、
それを実感できる機会に恵まれるようになった。
もっとも、この
「人前で話す」「ぶっつけでもちゃんと形に出来る」
能力というのは、『出来る人』にとってみれば、
とるにたりないようなことだろうし、
それが出来たからといって自慢になるようなものでもない。
芸術作品のように形として残ったり、何度も繰り返されることは、
一部の特殊な状況を除き、まずないわけだから、
その場だけで消えていくあぶくのようなパフォーマンスだ。
そのくせ、消しゴムは利かないから、
ヒドイものだといつまでも残る、という難しさもある。
『出来ない人』には『出来る人』がたやすくこなすように見えるので、
これは先天的な能力であると考えがちだ。
だから『出来る人』に頼めば、いつでもどこでもカンタンにそれをやれるし、
当然うまくやってくれると思っている。
ところが『出来る人』にとっては、少々感覚が違う。
人前でしゃべる、しかもうまくやるというのは、
笑いを取るにしても盛り上げるにしても心に響かせるにしても、
決して簡単なことではない。
「カンタンだよ」と言う喋り手はだいたい、大したものではない。
伝えるべきこと、順序、表現の工夫、言い回し、笑いのポイント、着地点、場の空気、
聴衆の表情、時間、声色・声量、スピード…等々、
様々な要素が複雑に絡み合う。予定通りにはいかない。
やはり経験と反省、話の抽斗を増やし、臨機応変な対応力を磨く努力、が必要なのだ。
『出来る人』はその難しさをよく知り、知ればこそ、
それを乗り越えて聴衆を揺り動かす自分の能力に誇りを持っている。
だから、
「あなただったら人前で話すことくらい何でもないでしょ?いつもみたいにばーっと盛り上げてよ」
という依頼の声に対し、
「無理だよ…」「難しいんだよ…」とは、絶対に言わない。
おやすいご用ですよ、と軽く請け合って、そして本番では難なくスマートに決める、
これこそが『出来る人』の矜恃なのである。
この1年くらいで、
他人の結婚式で2度、自分の結婚式で1日中(笑)、
お葬式でも挨拶をする機会があった。
いずれも外せない舞台で、実はものすごいプレッシャーだったのだが、
終わってみればそれなりに形にはすることができた。
(うまくいったかどうかは聴衆の決めることで、僕が語るべきではない)
思えば、最近は説明会やら保護者会やらで、年に数十回も講演しているのだ。
これくらい出来なくてどうする、といったところか。
でも自分の結婚式は、妙にカタクなっちゃったとこがあって、
自分としては一番うまくしゃべれんかったなー(笑)。
もっと言いたいことがあったハズなんだが…。
シュンスケの時はうまくやろっと(笑)。
で、ようやくタイトルの話なんだが。
どうも僕はいぶろぐを書くとき、最初に書こうと思ったテーマから、
書いているウチにどんどん広がっちゃって、
全然違うことを延々書いているケースが多いな。
ともかく、風邪で声が出なくなったのである。
昨日の朝は本当に出なくって、うがいやらなんやら、
声が出るようになるまでに1時間かかった。
そういう日に限って説明会があったりして、
都合5時間半ほどしゃべらなければならないわけだが、
不思議なモンで、本番になると声になるんだね。
この辺、ライブと変わんないね。
つくづく、気の持ちようで(脳内物質の分泌次第か?)、
人間の体調なんてどうにでもなるもんだと思う。
ところが、その日の夜はやはりボロボロの絞りかすになった。
頭はガンガン、熱っぽいし、咳は出るし、寒気はするし。
でまたそういうときに限って仕事がたまってたりして。
仕方がないので午前3時半くらいまでかかって片付ける。
体調悪い日の14時間労働。これはこたえる。
ふらふらしながら家路につく。
バイクのエンジンがかからない。冬場でバッテリーが…。
久々の押しがけ。バイクがいつもより重い。
どうにかこうにかたどり着いた家で、布団に潜り込む。
僕は毎晩欠かさず夢を見る方だが、こういうときには大概イヤーな夢だ。
せめて夢の中くらい、のんびりさせて欲しいのだが。。。
もやもやもや。
おや?もう夢か?
うぬ?結婚式? また?
てか、二次会かなこれは。
現実ではやるヒマなかったからなあ。
あれ?何この曲。アルマゲドンか?
オレが歌うの?ベタだなあ…(笑)
まあ、キライじゃないし、やりますよ。
ほにゃほにゃ~♪
…って、あれ?アレアレアレ??
外人出てきたぞ。マイク握ったぞ、
おいおい、あれ、うそ、まじかよ。
STEVEN TYLERじゃないか!!!
うそ、一緒に歌ってくれんの??
やべー、歌詞覚えてねー。
でもすげー、ちょーかっこいー。
うおーJOEもいるー!ライブと一緒だー。
生きてて良かったー。
…なんていう夢を見ました(笑)。
こんなの初めてです。
夢でも何でも、経験したことには変わりないからね。
現実だって過去になってしまえば夢と同じだし。
イイ夢見たー(笑)
たっぷり眠って、最高の目覚めで、今日は幾分か調子もいい。
まだ声は出ないけど、夢であんな歌ってちゃあなあ。
これは早くバンドやれよ、っていう神(=STEVEN)の啓示かな。
明日のRebirth忘年会でライブ再開を話し合うとするか。
喉が炎症起こしている。
声が出ない。
頭がガンガンする。
だけれど、僕の商売はしゃべることだ。
しゃべれなくなった僕なんて、
走れなくなったクルマだろう。
印刷できなくなったプリンターだろう。
止まった時計だろう。
電池の切れたリモコンだろう。
来年夏以降のアナログテレビだろう。
ドとレとミとファとソとラとシの音が出ないクラリネットだろう。
声を出すのが辛くなって、つくづく、
僕はしゃべることでそのアイデンティティというか、
生を実感しているのだと思う。
もはやマグロである。
いや、されるがままで無反応とかいうのではなくて。
泳いでないと死んじゃう、みたいなとこが。
したがって、規模は小さいながら、
毎日必ず数時間は人前でしゃべることを要求される今の仕事というのは、
僕にとっては天職とも言うべきものであろう。
授業とは言え、もちろんテキストの中身追いかけるだけじゃつまんないから、
僕はだいたい週で担当する全クラスで何らかの余計な「トーク」をする。
トークというとなんだか格好つけてて鼻につく感じがあるので、
僕の場合は長年親しんだ「MC」と言った方が適切かもしれない。
そう、Rebirthでおなじみの、あの曲より長いと評判の「MC」である。
あれを毎日2公演、週4で展開しているのだ。
しかも、継続は力なりとはよく言ったもので、
授業のたんびにネタを考えて…なんて面倒でとてもやってられないから、
毎回完全フリーで、客(生徒)の顔を見ながら、
テキトーにしゃべるわけであるが、
これによって自分でも気づかぬうちにスキルが上がるのだ。
近年は年齢的にも社内の立場的にも、
人前でちょっとした挨拶とかスピーチなんかを頼まれることが増えて、
それを実感できる機会に恵まれるようになった。
もっとも、この
「人前で話す」「ぶっつけでもちゃんと形に出来る」
能力というのは、『出来る人』にとってみれば、
とるにたりないようなことだろうし、
それが出来たからといって自慢になるようなものでもない。
芸術作品のように形として残ったり、何度も繰り返されることは、
一部の特殊な状況を除き、まずないわけだから、
その場だけで消えていくあぶくのようなパフォーマンスだ。
そのくせ、消しゴムは利かないから、
ヒドイものだといつまでも残る、という難しさもある。
『出来ない人』には『出来る人』がたやすくこなすように見えるので、
これは先天的な能力であると考えがちだ。
だから『出来る人』に頼めば、いつでもどこでもカンタンにそれをやれるし、
当然うまくやってくれると思っている。
ところが『出来る人』にとっては、少々感覚が違う。
人前でしゃべる、しかもうまくやるというのは、
笑いを取るにしても盛り上げるにしても心に響かせるにしても、
決して簡単なことではない。
「カンタンだよ」と言う喋り手はだいたい、大したものではない。
伝えるべきこと、順序、表現の工夫、言い回し、笑いのポイント、着地点、場の空気、
聴衆の表情、時間、声色・声量、スピード…等々、
様々な要素が複雑に絡み合う。予定通りにはいかない。
やはり経験と反省、話の抽斗を増やし、臨機応変な対応力を磨く努力、が必要なのだ。
『出来る人』はその難しさをよく知り、知ればこそ、
それを乗り越えて聴衆を揺り動かす自分の能力に誇りを持っている。
だから、
「あなただったら人前で話すことくらい何でもないでしょ?いつもみたいにばーっと盛り上げてよ」
という依頼の声に対し、
「無理だよ…」「難しいんだよ…」とは、絶対に言わない。
おやすいご用ですよ、と軽く請け合って、そして本番では難なくスマートに決める、
これこそが『出来る人』の矜恃なのである。
この1年くらいで、
他人の結婚式で2度、自分の結婚式で1日中(笑)、
お葬式でも挨拶をする機会があった。
いずれも外せない舞台で、実はものすごいプレッシャーだったのだが、
終わってみればそれなりに形にはすることができた。
(うまくいったかどうかは聴衆の決めることで、僕が語るべきではない)
思えば、最近は説明会やら保護者会やらで、年に数十回も講演しているのだ。
これくらい出来なくてどうする、といったところか。
でも自分の結婚式は、妙にカタクなっちゃったとこがあって、
自分としては一番うまくしゃべれんかったなー(笑)。
もっと言いたいことがあったハズなんだが…。
シュンスケの時はうまくやろっと(笑)。
で、ようやくタイトルの話なんだが。
どうも僕はいぶろぐを書くとき、最初に書こうと思ったテーマから、
書いているウチにどんどん広がっちゃって、
全然違うことを延々書いているケースが多いな。
ともかく、風邪で声が出なくなったのである。
昨日の朝は本当に出なくって、うがいやらなんやら、
声が出るようになるまでに1時間かかった。
そういう日に限って説明会があったりして、
都合5時間半ほどしゃべらなければならないわけだが、
不思議なモンで、本番になると声になるんだね。
この辺、ライブと変わんないね。
つくづく、気の持ちようで(脳内物質の分泌次第か?)、
人間の体調なんてどうにでもなるもんだと思う。
ところが、その日の夜はやはりボロボロの絞りかすになった。
頭はガンガン、熱っぽいし、咳は出るし、寒気はするし。
でまたそういうときに限って仕事がたまってたりして。
仕方がないので午前3時半くらいまでかかって片付ける。
体調悪い日の14時間労働。これはこたえる。
ふらふらしながら家路につく。
バイクのエンジンがかからない。冬場でバッテリーが…。
久々の押しがけ。バイクがいつもより重い。
どうにかこうにかたどり着いた家で、布団に潜り込む。
僕は毎晩欠かさず夢を見る方だが、こういうときには大概イヤーな夢だ。
せめて夢の中くらい、のんびりさせて欲しいのだが。。。
もやもやもや。
おや?もう夢か?
うぬ?結婚式? また?
てか、二次会かなこれは。
現実ではやるヒマなかったからなあ。
あれ?何この曲。アルマゲドンか?
オレが歌うの?ベタだなあ…(笑)
まあ、キライじゃないし、やりますよ。
ほにゃほにゃ~♪
…って、あれ?アレアレアレ??
外人出てきたぞ。マイク握ったぞ、
おいおい、あれ、うそ、まじかよ。
STEVEN TYLERじゃないか!!!
うそ、一緒に歌ってくれんの??
やべー、歌詞覚えてねー。
でもすげー、ちょーかっこいー。
うおーJOEもいるー!ライブと一緒だー。
生きてて良かったー。
…なんていう夢を見ました(笑)。
こんなの初めてです。
夢でも何でも、経験したことには変わりないからね。
現実だって過去になってしまえば夢と同じだし。
イイ夢見たー(笑)
たっぷり眠って、最高の目覚めで、今日は幾分か調子もいい。
まだ声は出ないけど、夢であんな歌ってちゃあなあ。
これは早くバンドやれよ、っていう神(=STEVEN)の啓示かな。
明日のRebirth忘年会でライブ再開を話し合うとするか。
「何年もやり続けるとライブ組むのなんて簡単でしょ?」と言われるも?
これがまた大変で(^^;)…なんて息吹風に語ってみたが?
やっぱり?思いつく言葉は「ソロソロでしょ!」しかない。
あんまりノンビリして?俺の結婚式でのスピーチの方が先に成ってしまう位寂しい事は無いからね?
だって、俺の結婚式は?後何年かかるか解らないよ(苦笑)
絶対!先にやって下さいね?Rebirthライブ!