7歳の乗馬、といってもサラブレッドなのだが、去勢を頼まれていて、陰睾のようだ、とのこと。
手術室で、吸入麻酔して、腹腔内に手を入れられる準備をした。
手術台で仰向けにして、股間を観たら、たしかに左の精巣しかない。
しかし、しっかり触ると右の精巣も鼠径部につかむことができた。
鼠径部陰睾だ。
それなら、腹腔に手を入れる必要はない。
切開部も正中1ヶ所で大丈夫だろう。
ただし、鼠径部陰睾は、捻転式去勢はやめておいた方が良い。
精索が短いからだろう。かつて捻転式去勢をやった鼠径部陰睾気味の馬の中に、術後の出血が多かった症例があるからだ。
捻れ代が十分にとれないからだと思う。
左右とも精索を結紮して精巣ほかを摘出した。
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鼠径部陰睾は、術前によく触ってみれば腹腔内陰睾と区別できるかもしれない。
しかし、先に書いたように、鼠径部陰睾も正常な馬と同様の去勢をするのは注意が必要だ。
そして、腹腔と鼠径部を出たり入ったりしていることもあるので、どちらでも対応できるようにして手術するのが望ましい。
それに、知らない馬の股間をしげしげ触りたくない;笑
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これが大雪前日の夕暮れ。
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車を置く場所もない。
途中、スタックした新聞配達の車を押したりしながら、生活道路も確保。
雪かき用のスコップは割れてしまった。
取っ手の長い雪はねと、雪を押せるスノーダンプを両方にしようと買いに行ったらホームセンターでもすべて売り切れ。
この地域は大雪に慣れてないんだな・・・・東京を笑えない。
雪、お疲れ様です。筋肉痛用品も売り切れかなぁ。
基本的に雄馬の方がタイムが良いので、かたっぱしから、というのはどうかと思います。香港やシンガポールではほとんどが去勢馬です。オスは暑さに弱いそうです。
ホッカイロとか、シップ薬とか、ですかね。