549


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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デッドストックの幅広モディファイド・ラストのアルゴンキンをもう一足確保した。
貴重な元祖3桁品番の549ヤコブセン・モデルだ。
今回のサイズは6Hの4Eである。

少々ルーズフィットで、厚手の靴下で履いてまあまあの感じである。
それだと羽根が閉じ気味になる。
薄手の靴下の場合、インソールと組み合わせると悪くないフィッティングとなる。



以前入手して愛用している同じ549のサイズは6の3Eで、それが僕の足にほぼ完璧なフィッティングだった。
今回は6Hの4Eなので、二周りほど大きいことになる。
しかしここがモディファイド・ラストのいいところなのだが、少々大きめでも何とか履けてしまう。
踵で足を固定するからであろう。
実際僕が普段履いているモディファイドラストの靴は、5H-4Eから8-Dまであり、それぞれが何とか履けてしまうところを見ても、このラストがいかに自由度が高いかがわかる。


↑既に愛用中の幅広モディファイド・ラストのオールデン。手前のウイングチップ(543)は7EE、奥のVチップ(549)は6EEE

なぜ既にひとつ持っているのに、同じ型番の同じ色の靴をもう一足購入したか。
ひとつには幅広モディファイドならではの素晴らしいフィッティングが、他のラストでは代用できないからである。
踵をしっかりホールドして、指の辺りはフリーで開放的、小指の付け根の外側に湾曲したラインをきれいに包み込み、土踏まずを優しく持ち上げてくれる。

同じオールデンの他のラストの靴も一通り試したが、モディファイド・ラストほど劇的なところはない。
やはりモディファイド・ラストは別格であるという結論に達した。
幅広のモデルは正規に輸入されておらず入手が難しいので、履くことさえできる大きさなら、手に入るうちに押さえておこうと考えたのだ。

もうひとつ、ちょっとした計画を思いついたこともある。
今回新たに入手したアルゴンキンを、別の色に塗り替えてはどうだろうか・・と考えたのだ。
世の中には黒と茶以外のアルゴンキンも無いわけではないが、あまり見たことはない。
自分の好きな色に染めた幅広モディファイドなんて、最高のカスタムシューズではないか!

しかし3桁品番のオリジナルのヤコブセン・モデル、それも貴重なデッドストックを塗り替えてしまうなんて・・という非難の声も聞こえてきそうである。
実際足を入れてみると、やはりなかなか素晴らしくて、オリジナルのままそっと使いたいという気持ちにもなる。
いや、ここは心を鬼にして、思い切ってカスタマイズしよう!
さて、何色にしたものか・・・

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