COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
分解
D3X + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G
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時計のベルトを自分で作ってみたくなって、倉庫に置いてあったレザークラフトの道具を、久しぶりに一部家に持ち帰った。
倉庫というのは、昔住んでいた今はお化け屋敷になっている家のことだが・・・
ベルトはいくつも持っているのだが、じっくり見ても、構造がどうなっているのかわからないところがある。
まあそれほど難しいものではなく、自分流で作ってしまってもいいのだが、どの会社のベルトを見ても共通した作りになっているので、この業界の常識というか、約束事のようなものがあるのではなかろうか・・・
などと考えているうちに、ひとつ分解してみればいいだけのことに気付いた。
買ってはみたものの色が気に食わなくて、実験用に使っていた安価なベルトがあるのを思い出した。
手で強く揉んでしわくちゃにして、どこまで耐えられるか・・とか、いろいろな仕上げ剤のオイルを塗ってみたり・・とか、そういう過酷な実験に使っていたのだ。
イタリアのM社の安いシリーズのものだが、それを思い切ってばらしてみる事にした。
ナイフで糸を切ってすべて解き、二枚張り合わせてあった革を強引に剥がしてみた。
安いベルトなので見た目はペッタンコで、厚さは3ミリほどだったが、驚いたことにほぼ全体に白いウレタン系(?)の中材が挿入されていることがわかった。
厚みを増すというより、革の表面にクッション性を持たせるためのものだろう。
またこの材質なら汗で腐ることもないだろうから、中材としては悪くない。
革は表も裏も各1ミリ、中材の厚みも1ミリなので、合わせて3ミリになる。
ベルトの長い方(バックルの穴の開いた方)は、表側の革と、裏側の(肌との接触を考えた材質の)革の、2枚のほぼ同じ形の革を貼り合わせてあり、時計側のバネ棒の入るところは、表側の革を13ミリほど延長させて内側に折り込んでループを作っている。
2枚の革の間には、縫い代の分だけ一回り小さいウレタン系の中材が挿入されており、3枚を貫通してバックルの穴が7個開けられている。
またベルトの短い方(バックルがつく方)も同じように表側、裏側の革が中材を挟んで縫い合わされているが、時計側はバネ棒用にやはり表側の革を約13ミリ延長させて折り込んでループを作り、さらにバックル側は約35ミリ延長させて、バックルのピンを通すための細長い穴(幅1ミリ、長さ8ミリ程度)が開けられ、折り込む際に定革も挟んで固定している。
このモデルの場合、長い方は全長117ミリ程度、短い方は73ミリ程度であった。
読んでもわけがわからないかもしれないが、文章で書くとこうなる(笑)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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ここまで、精密に、観察文章を書けるのも、才能ですが、読んで、その通りに、私は、イメージ出来ましたよ!
貴方が、ホームメイドするとしたら、ステッチは、どうするおつもりですか?
ミシンも、専用の物が、メーカーでは、あるはずですね。
こういう、細かな事をしていたら、首の筋肉も、目も、酷使され、痛くなる訳ですよね。
さくらんぼの種を入れた、レンジで温め、首を温めめる物が、有効です。私は、愛用していて、極楽、極楽。
ホットパックと言うんです。
足の爪、水色のベースに、ゴールドの、星と、天の川が描かれていたから、私の彼は、靴下の下で、ひそかな楽しみに浸っているようです。
ピノキオの飛び柄の靴下を履いていたり、何処か、一つに、唖然とする所があって、次は、何か?と、見つける楽しみがあります。笑えるのがいいです。
少年の心を、持ち続けましょう!
貴方のblogは、面白い。
必ず、同じ、時間にアップするのも、凄い。
そのレンジで温めて首を温めるもの、私もタオルなどで時折やってもらいます。
お医者様から、血の巡りが悪くなっているから・・と言われましたが、首が冷える傾向があり、本当に目が覚めるような気持ちよさです。
一箇所に少年の心を宿すのは面白いですね。
休みの日は、思い切って赤いめがねをかけて歩いていますが、初対面の時に「赤いめがねをしている・・」と思ったと、後から人に言われたことがあります(笑)
けっこう強い印象を与えるようです。
ステッチですが、手縫いでいくつもりで、すでに細かい糸目用の穴あけの工具も用意しました。
昔ウエスタンのガンベルトを研究していたことがあり、それ用の手動式のミシンを持っているのですが、分厚い革を縫うためのもので、時計ベルトのような小物には向いていないようです。