防波堤にて


穏やかな休日、港の防波堤には、大勢の釣り人たちが集まってきていた。
テトラポットの向こうに釣り糸を投げ込むと、数分おきに魚があがってくる。
中にはその場で調理を始める人もいる。

「今日はあまり釣れないほうだよ」
カメラを向けると、恥ずかしそうに釣果を見せてくれる。
「にいちゃん、雑誌か何かの取材かい?」

いや、ただの素人ですよ、と答えた時、あることに気付いた。
そうだ、みな僕のD2Xを気にしている。
素人でこんな大きなカメラを持ち歩いている人はまずいない。
しかも交換レンズと三脚、サングラスをかけた女性まで連れている。
誰もがプロのカメラマンの取材だと思い込んでいる。

雑誌の取材となると下手な態度はとれない。
したがって誰もが非常に愛想のいい顔をしてみせてくれる。
中には意識して向こうから話しかけてくる人までいる。

どうやらD2Xに助けられた部分は大きい。
その事実に今更ながら気付いた。
これが小さなデジカメだったら、こうはいかなかったかもしれない。

大袈裟なカメラというのは、実は重要なアイテムになるようだ。
こうなったら、このまま取材のふりをしていた方が都合が良いかも(笑)

D2X + SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC /HSM
D2X + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17~55mm F2.8G(IF)

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (タカ)
2006-05-07 20:47:39
なんか、すれ違いっぽいですね :-) うちは、5月1日に千歳から東京に戻り、2日にアメリカに戻ってきました。今回は時差ぼけがバリバリで、こんな時間まで起きてます‥。
 
 
 
Unknown (COLKID@自分の部屋)
2006-05-07 22:48:59
飛行機の中からブログに写真を載せられていたでしょう。

あれにはビックリしました。

ああいうことが出来るんですねえ・・・



海外出張の多い叔父によると、何時間であろうと飛行機の中では一食も取らないことが、時差ぼけを起こさないコツだそうです。

水は飲まないとだめでしょうが・・・
 
 
 
Unknown (くらうど)
2006-05-07 23:27:41
私なんか、*ist DSに白レンズを首からぶら下げているだけでプロカメラマンに間違えられます(爆)

観光スポットだと特におばちゃんから尊敬されますね~。「シャッター押してなんて頼むの失礼よ!」ってな感じで。。。(^_^;)

 
 
 
Unknown (COLKID@自分の部屋)
2006-05-07 23:38:24
僕はよくシャッター頼まれますよ。

あのカメラマンの方に頼みましょうって(笑)

こちらも違うところを見せようと意識してしまい、必死になって構図を決めます(笑)
 
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