問い合わせ

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

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都内にあるネットショップから、Aという商品を卸してもらえるか・・という問い合わせがあった。
Aは10数年前の製品であるが、現在はグレードアップして、Bという製品にモデルチェンジしている。
あの頃と比べると、当然のことながら、価格も高くなっている。

現行モデルのBなら作れる・・という話をして、見積書を作成し、ショップにメールで送った。
前モデルのAと比べて、どのような点が変更になっているかも説明した。
ショップの店員さんは、何とか注文をいただけるよう頑張ります・・と言ってくれた。

翌日、関西にある販売店から、Aというモデルはまだ作っているの？という電話があった。
ああ、それはもうモデルチェンジして、現在はBという製品になっていますよ・・・
と言いながら、あれ・・同じ話をしたばかりだな・・と思った。

お店の場所は、日本の東と西とで遠く離れている。
しかしこれは、同じお客様じゃないか？
恐らくネットで調べて、あちこちの販売店に価格を問い合わせているのだろう。

まあ、そりゃあそうだろうな・・・
僕だって何か高額なものを買うなら、同じように、何ヶ所かで価格を確かめる。

だがその商品を製造しているのはウチの会社なので、販売店がどこであろうとも、必ずこちらに問い合わせが来る。
そのため、市場で何が起きているのか、流れが手に取るように分かってしまう。
お客様にとっては、裏でこういう事が起きているなんて、思いもよらないかもしれないが・・・

で、どうなったかと言うと、その後、会社の直接販売のサイトに、製品Bの注文が入った。
あれ・・これは・・・
先ほど話題になったお客さまからのオーダーではないか？

たまたまキャンペーン中で、価格を値引いて出していたのだ。
恐らくあちこちの販売店の価格を研究した上で、最終的にそれが一番お買得・・という結論に至ったのであろう。
ウチとしては喜ぶべきであるが、ウチで売りましたなんて、販売店には言えなよなあ・・・（笑）