COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
靴の形状
D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
大きな画像
革靴の形というのは、好みがはっきりと分かれるようだ。
これは僕の場合だけかもしれないが、靴に関しては、好きなものと嫌いなものが、けっこうはっきりしている。
当然好きな形の靴ばかり買うので、似たようなものが増えてしまう。
以下に短靴の個人的な好みに関して、勝手な意見を書いてみる。
本当に独善的な意見である。
どうぞお許し願いたい。
まずは特に好きなものから・・・
前にも書いたが、一番好きなのはプレーントゥだ。
何の飾りも無い、ツルンとした靴、それも外羽根式のものに限る。
靴とはこういうものだ・・というデザインだ。
シンプルすぎて、さすがにいくつも買うと飽きてくるのだが、しばらく経つとまた欲しくなる。
自分でも理由がよくわからないのだが、とにかくこの形が好きなのだ。
まったく逆のタイプであるが、少々過剰とも思える装飾の施されたフルブローグ、その中でロングウイングチップが特に好きだ。
ラインが一直線に後方に延びるデザインは、フェラーリのテスタロッサを連想させる。
これは、子供の頃見たリーガルの広告が関係していると思われる。
パーツの形状が入り組んでいながら、全体としてはすっきりとしたスマートなデザインに、革製品としての魅力を感じる。
紳士靴の基本といえるストレートチップ。
横に真一文字に縫い目が1本入っただけの靴である。
特に黒い内羽根式ストレートチップは、正式な場のために、誰もが1足は持つ必要があるだろう。
個人的には、アレン・エドモンズのパーク・アベニューのように、キャップ部分が小さめのものが好きである。
色に関しては、定番の黒が男らしくて好きであるが、ブラウンも悪くないと思っている。
ここで写真が抜けてしまう。(持っていないからであるが・・・)
流れから言って入れなければならないのが、パンチドキャップトゥとクォーターブローグである。
ストレートチップの横一文字の縫い目に沿って、ブローギング(穴飾り)の入るデザインがパンチドキャップトゥ。
それ以外の縫い目にも入るのがクォーターブローグである。
しかし、今ひとつ中途半端に見えて、どうもピンとこない。
どうせならストレートチップのように、ラインだけのほうが潔くていい。
ところが、トゥ部分にメダリオンの入るセミブローグは結構好きだ。
これが入るだけで、華やかさが加わり、それでいて嫌味を感じさせない。
デザイン上のバランが上手く取れているからであろう。
仕事の場ではちょっと派手で使いづらいという人もいるが、黒ならプレゼンテーションの時などに履くのは悪くないと思う。
何故か見るたびに欲しくなるのが、ライトブラウンのセミブローグの靴である。
ただし非常に目立つので、使う場面は限られてくるだろう。
フルブローグは、基本的には嫌いではないのだが、場面によっては少しアクが強すぎるかな・・と感じることがある。
いわゆるウイングチップである。
これを仕事で履いていると、かなり目立つようで、相手の目が必ず靴に行く(笑)
おかしなもので、同じフルブローグでも、ラインが直線状に延びたロングウイングチップは(前述の通り)大好きなのだ。
ところがパーツのラインが曲線を描く通常のウイングチップは、そこまで好きではない。
トリッカーズのカントリーコレクションなど、このデザインの靴はけっこう持ってはいるのだが・・・
Uチップはモカシンの一種であり、ファンの多い形状であるが、実は個人的にはあまり好きではない。
自分でも理由はよくわからない。
どうもトウ部分の上面とマチを別パーツで構成し、アウトラインに沿って縫い目が入る形状が、あまり好きではないようだ。
ただ持っているブーツは、モカシンタイプが多い。
実際に履いてみると案外悪くなくて、足元を見るたびに、意外にいいな・・という気分になる。
ローファー系は、ご存知の通り、僕の特に嫌いなデザインである(笑)
人に聞いてみると、逆にこの形が好きという人が非常に多い。
へえ、そうなんだ・・と驚いている。
僕の場合、学生が履いているのを見て、嫌になってしまったのだ。
特に最近は、電車の中などで床に座り込んだ中高生が履いているのを見かけるので、嫌な印象が強化されている(笑)
ほぼつなぎ目の無い1枚の革で作られたホールカット。
プレーントゥの仲間である。
製造に高度な技術が必要で、素材の革もいいものを使う必要があるため、革製品としては非常に魅力的である。
何といっても圧倒的にスマートである。
しかし、現実に身につけるとなると、僕のようなタイプの人には大変難しい。
どういう時に履いたらいいの?という感じ。
事実ひとつ持っているホールカットは、いまだにおろしておらず、たまに出して眺めるだけの靴になっている(笑)
馬の背に鞍を乗せたようなデザインのサドルシューズ。
外羽根式にも内羽根式にも属さない、特殊な構造の靴だという。
正直なところ、あまりカッコいいデザインとは思えず、微妙な存在だと感じている。
多くは質感の異なる2種類の素材を組み合わせてあり、2色のコントラストが高いため、着こなしも難しそうである。
それでいて、なぜか気になる存在なのは確か。
実はいまだにダークブラウンのスエードのサドルシューズを見ると欲しくなる。
プレーントゥの一種で、アイレットの数を減らし、羽根の形をV字型にしたVフロント。
たったそれだけの差なのに、好きな基準から微妙に外れてしまう。
あれほどプレーントゥは好きなのに、Vフロントに関しては、何故か魅力を感じないのだ。
やはりハの字に広がった羽根部分が関係しているのだろう・・とは思うのだが、心理面での解明は出来ていない。。
靴としては非常に汎用性が広く、黒であれば正式な場にもある程度許されるので、旅行の際にひとつ持って行くならこれがいいという。
これ以外に、ポピュラーな革靴の形式としては、モンクストラップやタッセルなどが抜けている。
持っていないから載せなかった。
持っていないという事は、あまり好きでは無いということでもある。
どうやら靴の嗜好には、背景に心理的な要因が絡むことが多いようだ。
過去の何らかの体験が関係しているのだ。
夢診断ならぬ靴診断が出来そうである(笑)
たとえば僕は、先端部の尖った三角形の靴が好きではない。
それが最高級ブランドのものでも、欲しいという気持ちが起きない。
少し昔になるが、ブカブカのスーツに尖った靴を履いている滑稽なファッションの人をよく見かけた。
あの時に尖った靴に対する嫌悪感が植えつけられたのではないか・・そう考えていた。
だがさらに考えてみると、幼時に見たウルトラマンや絵の中の妖精なども、尖った靴を履いており、それに異質なものを強く感じたのを思い出した。
恐らくその頃の体験が、いまだに尾を引いているのだろう(笑)
勝手な事を書かせてもらい、申し訳ない。
もちろん正反対の意見の方も多いと思う。
まあ単なるひとりの男の嗜好として、軽く聞き流していただければと思う。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )