COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
医院にて
D3X + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
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行きつけの医院で、診察室の前の廊下で順番を待っている時、待合室にいたおじいさんが、突然前のめりになって意識を失った。
「○○さん、大丈夫ですか、○○さん!」
と看護婦さんの叫ぶ声が聞こえ、室内が騒然となった。
何人かの看護婦さんが走り出て、朦朧となったおじいさんを車椅子に座らせた。
おじいさんは「ウウウ・・」と唸るだけで、答えることも出来ない。
看護婦さんたちは車椅子を押して、処置室に運んでいった。
先生が診察室から素早く出てきて、おじいさんの運び込まれた処置室に入っていった。
すぐ後を、酸素ボンベを持った看護婦さんが続く。
廊下のベンチに座っていた患者のおばさんたちは、恐ろしいものを見るように眉をひそめてその様子を窺っていたが、皆が処置室に消えると、早速大きな声で今見た出来事の話をはじめた。
興奮冷めやらぬ様子で、噂話はどんどん発展していき止まる気配は無い。
処置が行われている間、我々順番待ちの患者は、廊下の椅子でしばらく待たされていた。
隣に座っているゴホゴホと咳の止まらない若い女性が、イライラしたように脚を何度も組み直している。
やがて一落ち着きしたらしく、先生が部屋から出てくると、「××さん、どうぞ」と次の患者の名前を呼びながら、診察室に戻っていった。
医者というのは、大変な職業であると思う。
まったくの他人である患者たちを、これだけの人数、毎日相手にしなければならない。
しかも、そもそもが病人であるわけだから、こういうトラブルも時々発生する。
大きな病院では、朝から夜までかかるような大手術を、毎日のようにこなしているお医者様もいる。
よくオーディオなどの趣味に、一般庶民から見ると異様に感じさせるほど、没頭しているお医者様がいる。
しかし、そのくらいのことをしなければ合わない職業のようにも思う。
仕事が大変だから、その分多額の報酬を得てそれをつぎ込む・・ということではなく、仕事の大変さの反動として、趣味にも病的にのめりこむ・・という特異な現象に見えるのだ。
まあ、本当にそうなのかどうかはわからないが・・・(笑)
かかりつけの医院の前を通ると、休診の日にも先生の車が1台だけ、広い駐車場に停まっていることが多い。
そんな時は、何より御自分の健康にも気をつけていただきたいと、心配している。
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