お気に入り


いつも巨大なD2Xを持って歩くのに難儀している。
17-55F2.8のズームのことをいまひとつ気に入らないのも、画質よりその大きさと重さに痛い目に合わされているからかもしれない。
写真の機材の重さは世界中のカメラマンの共通した悩みのようで、海外の文献を読んでも、写真を撮る時の条件のひとつとして「あなたにどれだけの機材をそこまで持っていく熱意があるか」という項目をあげているものがあった。

D2Xの大きさを見ると、縦にしても横にしても一辺が約16cmの真四角に近い。
これがすっぽり入るカバンというと、マチの幅が少なくとも内寸で16cmなければならない。
しかしマチ幅16cmというと、けっこう大きくて不恰好なカバンになる。
カメラ専用バッグならいいが、普段持って歩くカバンとしてはちょっと厳しい。
実際最近買ってもらったカバンも、D2Xを無理に詰め込むと米俵みたいに膨らんでしまい、とても肩から提げる気にはなれなかった。

ところがAiニッコール50mmF1.8パンケーキレンズは、ボディに対してアンバランスなほど小さくて、まるでレンズを付けずにキャップでボディに蓋をしているようにさえ見える。
これだと何もカメラを横方向にして入れなくても、そのまま平たい板を入れるみたいにカバンに入ってしまう。
しかも画質が良いときている。
レンズを他のものに交換する機会は少ないだろう。
そのままひょいと出して撮影すればいいのだ。

そういうところも気に入っている理由だろうと思う。
楽チンが一番だ。
やっぱり軟弱カメラマン??

D2X + Ai Nikkor 50mm F1.8S
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