閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

春々

2020-04-11 14:56:06 | 日々

この季節のお山はふわふわして色とりどりできれいです。
花から葉に変わる山桜。白っぽいグリーンはコナラの新芽。

 

山椒の芽も出た。

 

ウェブアーティストもお目覚め。きらきらの水平網は直径7センチほど。
コシロカネグモ、かな?

 

ヤマツツジ。このピンクがかったやわらかいオレンジ色は心が安らぐ。
崖に咲いていて、これまでは下からちらちら見上げるだけだった。崖に階段をつくってもらったので、今年はすぐ近くまで行って見ることができる。
ツツジ科の植物は有毒なので鹿が食べない、というけれど、鹿を閉め出したらヤマツツジは明らかに増えたので、やっぱり食べてたんじゃないかと思う。食べないのはアセビくらいではないかと。
(アセビは毒の有無以前に、硬いから食べないのかもしれない)

 

スミレ(Viola mandshurica)。
このあたりで見かけるスミレのほとんどは、薄紫で葉の丸いタチツボスミレ(Viola grypoceras)で、「本スミレ」と呼ばれる mandshurica が生えている場所は一か所しか知らない。
一昨年の工事で地形がすこし変わってしまったため、スミレのことが気がかりで、ときどき探しに行っていたが、小さな草だから、ちょうど咲いたタイミングでしか見つけられない。昨春はついに花を見ることができなかった。
絶滅しちゃったかなあ…と残念に思っていたところ、今年は5株ほど咲いているのを発見して、ほっとしている。
乾いた砂っぽいところで、あまり条件が良いとは思えないけれど、何年もずっといるということは、このスミレにとって暮らしやすいということ。住めば都。下手に移植したりしてはかえって駄目だろう。周囲の他の草もあえて取らずにおく。

そして、ヒメハギ。
うっかりするとスミレやカラスノエンドウなどと見間違えやすいけれど、ヒメハギさんです。

 

桜が散る頃は、ハルジオンの旬。
こういう花、ではなくて、その下の…

 

これ、これ!
下向いているつぼみのたっぷりついた先端部分を、この曲がったあたりから摘みとる。親指と人差し指でつまんでひっぱって切れるところなら柔らかい。熱湯でさっと茹でて、水にとり、きゅっと絞って、長さ2センチくらい(ほうれん草より短めがおすすめ)に刻む。
ふつうの胡麻和えでもよいけれど、ピーナツバター(甘くないもの)を小さじ1杯くらい、だし醤油でゆるめて使うとコクがあって美味しい。
わが家では、数年前からすっかり「山菜」として定着した。山菜というのは、シーズンに一度食べれば満足するものが多いが、ハルジオンは二度、三度と食べたくなる。花が咲いてしまってはだめだから、つぼみ、つぼみ…と下を向いてうろうろ歩き回る。ちょうど畑のほうれん草がなくなる時期なので重宝している。

アシタバも、このごろ供給が安定してきたので、「野草」から「野菜」に昇格した。
アシタバはセリと同じでちょっと癖があるから、子ども向きではないな、と思っていたけれど、胡麻和えで出したら6歳の子があっというまに食べたので、ほう、と驚いた。
出はじめの柔らかいところを摘む。摘んだらすぐ茹でる。それは野草でも野菜でも同じ。

 

本日のコマティキ。

おうちで柔軟体操。

 

本日の「いいね!」


Do Re Mi - Covid 19 version

誰が作ったのか、よく出来ているなあ。
シェアしておいてあれですけども、わたしは「サウンド・オブ・ミュージック」という映画を見たことがありません。どういう設定なのかも知らない。歌だけはもちろん(日本語の歌詞で)知ってたけれど。こういうのだったのか~、といま驚いているところ。

こちらもね。

My Favourite Things - Covid 19 version

休校でヒマでしょうがない中学生は、歌詞の和訳してごらんなさい。

コメント
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