閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ぺらぺら

2020-04-28 17:24:50 | 日々

20年ほど前から、道端や石垣の隙間にぱらぱら咲いていて、地面を這うように広がり、園芸植物にしては雑草っぽく、雑草にしてはちょっと上品な、この花。
イングリッシュデイジーというのかと思っていたら、違いました。エリゲロン・カルヴィンスキアヌス。(すぐ忘れそうだから、急いで書いておこう。19世紀ドイツの博物学者ウィルヘルム・フリードリヒ・カルヴィンスキにちなむ命名)
メキシコ原産の帰化植物。和名はペラペラヨメナ。ヒメジョオンなどの親戚だけど、全体に小さくて細くて薄いから、ぺらぺら。
えー、それって通称か俗称でしょう? と言っていたら、正式な和名なんだそうで。誰が命名したんだろう。

 

花屋名はエリゲロン、あるいは「源平小菊」とか。白とピンクの2種類ある、のではなく、咲いたときは白で、しだいにピンクに変わる。ひろがりながら次々咲いて、次々色が変わっていく。真夏は休んで、秋にまた咲いたりする。
すこし手をかけて、周囲の頑固なシダなどを抜いてやったら、喜んで増えました。

 

こちらも増える増えるのイブキジャコウソウ。グラウンドカバーはきみたちにまかせた。

 

本日のにゃんこ。

クレ坊は、どーこだ?

 

みーつけた。
カリンの木の下に、去年の朴の落ち葉などを敷き詰めて、皿型の巣ができている。卵でもあっためてるのかい?

 

うるさいなァ。地磁気の研究をしてるんだよ。

 

きなこちゃんは、どーこだ?

 

みーつけた。
きなこちゃんは川へ洗濯に、じゃなくて、お水を飲みにきたところです。
家の中と外、合計5つも水の器を置いてあるのに、そこでは飲まず、流れる川の水がいいらしい。
(水源はほぼ同じなんだけどね…)
具合が悪くて何も食べられなかったときでも、水だけはわざわざここまで飲みに通っていた。
すわる石も決まっていて、尻尾が濡れそうで濡れない微妙なバランス。

 

本日のおやつ。

多良間島のHさんがときどき送ってくださる「ぱなぱんびん」という素朴な伝統菓子。
小麦粉をこねてこういう形にして揚げた、甘くないかりんとうのようなもので、そのままでもいいけれど、ちょっと物足りない気がするときは、おなじく島の特産の黒砂糖をからめて、勝手に甘くしちゃうのです。
砂糖蜜をからめるのは、ちょっとしたことで成功したり失敗したり…きちっと計量すればいいんだろうけど、毎度目分量で適当にやるものだから、べとべとになったり、飴のように硬くなりすぎたり、うまくからまず鍋のほうに砂糖がくっついてしまったり。
今回も、ネバネバしてかき混ぜにくくなり、わあどうしよう、と思ったとき、昔なにかの本で読んだのを思い出して、レモンの絞り汁をほんのすこし入れてみたら、さらっとしてうまくいった!
こういうのは、たぶん科学的(化学的)に説明がつくことなんだろうけど、魔法です、と言っておこう。


本日の「いいね!」

watage

たんぽぽの綿毛のふわっふわ! くしゃみしたら飛んじゃう。
東京で活動するアーティスト (euglena) のインスタレーション。

コメント
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