閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

冬鳥、冬猫

2007-01-16 09:41:29 | 日々

今年はまだ凍る日が少ない。
毎朝、霜でうっすら白くなるけれど、
庭にはいっぱいの水仙があとからあとから花をつけ、
スプレー菊も半分ドライフラワーになって咲いているし、
風のあたらないところには、ついこのあいだまで
白いコスモスさえふたつみっつ残っていたほど。
そして葉の落ちた枝先にはつやつやの冬芽が光っています。

見かける鳥。
ウソ(ほんとです) 5~8羽の群れ。山桜の花芽をついばみに。
シロハラ 畑で単独お食事中。近づくと「走って」逃げる。
ホオジロ いつも犬小屋の近くで見る。スズメよりずっと見慣れた鳥。

餌台のお客さん。
ヤマガラ、シジュウカラ(ひまわりの種、なくなると催促)
メジロ、ヒヨドリ(果物、はちみつ水)
ジョウビタキ(餌ではなく、とまりに来ただけ)

餌台で鉢合わせすると、小さいメジロは意外と気が強く、
ヤマガラを威嚇して追い払ってしまう。

さんちゃんの「餌台めがけて垂直跳び」を目撃。
一瞬、台のふちに前足かけてぶらさがり、ポテンと落下。
お客のほうも慣れたもので、猫の動きは見切っている。
危ないと思えば空中でホバリングして引き返し、
そんなんじゃつかまらないよ、とからかい顔。

スズメやハトと違って、ヤマガラたちは
餌にむらがって食べることをしない。
近くの木で順番待ちして、一度に一羽ずつ。一粒ずつ。
くわえてきて、枝でつついて食べて、また取りに行く。
せわしい行き来を、真鈴、じいっと見ている。
右、左、右、左、テニスの試合でも見ているよう。

すももと茶々は、もうめったに鳥は狙いません。
プレミアムシート(わたしの電気ひざかけ毛布)をあらそって
毎日のように無言のかけひき、にらみ合い。
2匹でくっつけばあったかいのにね。
宿命のライバル同士、冬季限定で、背中合わせなら
30センチくらいまでは接近を許せるらしいです。
昨シーズンは、こだまじいちゃんを間にはさんで
ひとつのカゴに入っている、という貴重な写真が撮れました。
ストーブの前では、ときどき、あったまりすぎた猫が、
棒のように長々とノビている奇妙な光景もみられます。


近ごろ読んだ本
アン・ハラム「リンドキストの箱舟」
タニス・リー「死の王」
森博嗣「悪戯王子と猫の物語」
マーガレット・マーヒー「魔法使いのチョコレートケーキ」
ポール・オースター「偶然の音楽」
飛浩隆「象られた力」
ますむらひろし「イーハトーブ乱入記」

コメント
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