弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

辻真先氏・昭和一桁世代・親指シフトキーボード

2020-12-25 23:34:46 | Weblog
『米寿の辻真先、ランキング席巻~ミステリーと戦後の「正義」』日経新聞12月7日朝刊
『作家・脚本家の辻真先(88)が書いた戦後が世界の推理小説「たかが殺人じゃないか」が今年のミステリーランキングを席巻している。米寿を迎えたレジェンドは過去と今に何を思うのか。』
今年(2020年)に88歳ということは昭和一桁生まれ、終戦時(1945年)に13歳でティーンエージャーですね。
『大人は信用できない。正義なんて、天気予報みたいなものだと、昭和20年8月15日でよく分かりました。(正午の玉音放送を挟んで)午前と午後で正義が変わる。』

私は、昭和一桁生まれの人と終戦との関わり合いについて、二人の方を例にこのブログで取り上げました。
澤地久枝さん(『澤地久枝著「14歳(フォーティーン)」』)と田崎清忠先生(『田崎清忠先生』)です。
その中で、昭和一桁生まれについての私の考えを述べています。
『「昭和一桁世代」について私は以下のような仮説を立てています。
昭和一桁生まれということは、ティーンエージャーのときに終戦を経験しています。
これより早く生まれた人は、終戦時にすでに20歳を超えており、それなりに分別もついて敗戦も理性的に受け入れることができたようです。またこれより遅く生まれた人は、終戦時に10歳未満で「お腹いっぱい食べたい」という記憶しかないようです。
それに対し「昭和一桁世代」は、多感な年頃に終戦を迎え、終戦までは「軍国少年・軍国少女」で信じていたものが、終戦とともに価値観が180°転換して心に混乱を抱えたことがその後の人生に影響を及ぼしているように見受けられます。』

今回取り上げた辻真先さんも、同じ昭和一桁生まれ、終戦時のティーンエージャーで、私のモデルにまたお一人加わりました。

ところで、今回辻真先氏の上記記事を取り上げたのは、別の理由です。
記事の右にキーボードの写真が掲載されています。その紹介文が
『今は珍しい「親指シフト」キーボード。「日本語入力に最も敵している」と話す』とありますが、記事の本文中には親指シフトが一切登場しません。
少なくとも、作家・脚本家の辻真先さんが、現在も親指シフトキーボードを使い続けていらっしゃることが判明しました。下の写真は私が使っているパソコン用の親指シフトキーボードです。

Rboard for PC
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