大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2020年10月21日 | 写詩・写歌・写俳

<3204>  余聞 余話 「秋日和の斑鳩三塔を歩く」

       コスモスも古塔も秋の日和かな

   好天に恵まれた二十一日、斑鳩三塔で知られる斑鳩町の法隆寺、法輪寺、法起寺の里の道を歩いた。そこここに休耕田のコスモス畑が点在し、今を盛りに咲く色とりどりの明るく優しい花が見られた。また、秋には欠かせない柿の色づいた実が塔を背景に見られ、正岡子規の「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の名句を思い起こしながらカメラを向けた。

           

 この上ない日和に、訪れる人も多く、法起寺周辺のコスモス畑では思い思いに位置取りをし、鄙びて見える国宝の三重塔を背景にコスモスを撮影していた。最近はスマホで簡単に写せ、ネットに乗せて楽しむ風があるようで、訪れる人の中には若い女性もちらほら見られる。

              

 周辺の田んぼでは稲刈りがすっかり終わり、咲き盛るコスモス畑が一段と華やぎをもって訪れる人たちを迎えている感があった。 写真上段は法起寺の三重塔を背景に花を咲かせるコスモス畑。 写真下段は背景に法隆寺五重塔が見える柿畑の色づいた実(左)、法輪寺の三重塔をバックに籾殻焼きの柿畑(中)、柿の実とコスモスの花と法起寺の三重塔(右)。 コスモスの花それぞれに日の恵み

  


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