<3376> 余聞 余話 「聖徳太子のオブジェ案山子衣替え」
春うらら太子の遠忌法要の後
四月のはじめ、斑鳩の法隆寺で聖徳太子の1400年遠忌法要があったが、隣町の安堵町ではこのほど案山子公園のシンブルとして立つ太子のオブジェカカシの衣替えがあった。このカカシは高さが12メートルのジャンボカカシで、四年前、町の人口増を願って、オブジェ案山子制作展示実行委員会によって立てられたもの。
案山子公園は、飛鳥時代に推古天皇の摂政だった太子が、住まいの斑鳩宮(斑鳩町)と政治の中心にあった飛鳥(明日香村)を行き来していたとされる太子道沿い(安堵中学)南側にあり、太子像のジャンボカカシは北西方向の法隆寺に向いて立っている。
衣替えは風雨による劣化によるためで、クレーン車も出て行われた。衣は風雨に強い綿を含むポリエステル製で、衣替えを終えた太子像のジャンボカカシは明るい鮮やかな赤橙色の衣が春の日差しを受け、蓮華の咲く田園風景の中、心地よさそうに立っている感があった。 写真は蓮華の花盛り(左)と衣替えをした聖徳太子像のジャンボカカシ(右)
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