梅雨があけてからほとんど雨がふっていない。毎日、朝夕、野菜と花に水を遣りにいっているけれど、土はからからに乾いている。野菜の成長も止まってしまって、一度でも水遣りを忘れようものなら、たちどころに枯れるだろう。
すれ違う車を注意してみると、もうほとんど、窓を開けて走る人はいない。それでも、私は太陽の南中前後は別として、まだエアコンを入れず走っている。見えない敵と我慢比べしている。ガソリンといい食料といい、こう何もかも値上がりしたんじゃあ財布の紐をいっそう締めるより仕方ない。景気はますます悪くなるわけだ。
7月9日、石鎚山系、堂が森へ登った。まだ今ほど酷暑でなかった。
笹ユリを見るなら梅雨明け直後に行かなければ。
登山口にバイオのトイレがある。
山の上はガス。眺望悪い。
平日だというのに12,3人登山者がいた。笹ユリめあてかな。女性達はネットつきの帽子をかぶっている。
途中で出会った奥様が、私に
「虫、いなかった?」
と聞く。
「え? いたかなあ・・・」
と、首を傾げる。
そういえば、顔の周りで数匹小さな虫がとびまわっていたなあ。噛み付くわけじゃなし、好きにさせとけばいい、と私は気にしなかった。虫が嫌い、蛇が怖い、日焼けはいや、なんていってたら山なんていけやしない。
別の人たちにも笑われた。
「軽装ですねえ。虫も寄ってこないでしょう。ハハハ・・・」
私の服装はタンクトップにトレーニングパンツ、デイパック、スニーカー、ストック2本、頭には帽子ではなく手ぬぐい、といういでたちである。登山の一般的スタイルではない。
どうぞ笑ってやってください。
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