二日目、ゲストハウスをチェックアウトして、港の辺りで見かけたレンタカー屋さんへ行った。24時間借りて保険付けて9300円だった。ナビの付いていない軽自動車だ。空港乗り捨てもできなかった。ガイドブックに載っていたいくつかのレンタカーはもっと安かった。旅行スケジュールをさっさと決めて、予約しておいたらよかった。ギリギリの行動は、何かにつけ割が悪い。シーズンオフのはずだけど、残っている車は少ないようだ。オンになると、レンタカーは借りられないらしい。冗談かどうか、軽トラでもいいから貸してくれというそうだ。わんさか押し寄せる観光客が車を乗りまくったら、この小さな島は大変だ。
八重山諸島で最もやりたかったことはカヌーである。世界遺産でもある西表島では、カヌーで川を遡り、ジャングルウオーキングするという一日ツアーがある。でも、私には時間がなく、石垣島で2時間のカヌー遊びしかできなかった。市街地からそう遠くない宮良川で、いくつかの業者が提供している。ツアーは、一人乗りまたは二人乗り、ガイドが一人で、5艇くらいで行う。私はオバァだからか、ガイドと二人乗りだった。カヌーは15年くらい前、3度やったことがある。久しぶりで楽しかった。たまたま、愛媛宇和島出身のガイドに当たり、説明も傍でよく聞けて良かった。
ヒルギという亜熱帯特有のこの林でひらひら舞っている蝶は、オウゴマダラという。空港に飼育している場所があるから是非見てください、とガイドが教えてくれた。
帰り、空港で時間があったので見に行った。ガラス張りの飼育施設があった。
左、 説明の写真
中、 数匹、とまって休んでいるのが見えた
右、 実物の蛹、金色だ。カラになると銀色になる。そういえば、この間、タイムリーにも、テレビでこんな金色の蛹を見たなあ。
ここまで南に下がると、家の作りも森や林も、外国のような景色で面白い。
ヤエヤマヤシの群落
低いけれども、石垣にも山がある。登山道がちゃんとあるのは野底マーペという山、登り20分で頂上だ。
山に中へ続く車道を走ると看板があった。外国人と日本人の女性二人が、ちょうど下りてきた。登山者は私一人かなと思ったら、頂上手前で若い男性が登ってきた。下りでカップルに遇った。島で、山に登りに来る人は少なそうだ。先端がちょこんと突き出ていて、山の形は登山欲をそそられる。一方が岸壁になっている。登山道は左の樹林の中にある。頂上は足がすくむような岩場、展望良し。
手前に行った平久保崎灯台は皆が行きたがる観光ポイントだが、駐車場が狭い。空くのを待った。シーズン中はどうするのだろう?