日記

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石鎚東陵

2023-06-08 11:21:42 | 日記

4日日曜日は石鎚山だった。なんと、前日に決めた。自由時間さえどうにかなれば、山へのフットワークは軽い。最近山友になったAさんから東陵について質問を受け、結局私も一緒にいくことになった。彼女は私より20歳近く若い。運転も達者で、私は助手席でラクチンだった。

 土小屋から登った。石鎚へはここからが一番早い。でも、車でのアクセスが大変なので、いつも西之川からだ。

 東陵基部から入ったものの、私達3人以外誰もいない。下ってきた若い男性に遇い、人の状況を訊くと、20人くらい登っているという。3人というのは、Aさん私、松山の男性だ。なんとなく一緒に歩きだした、旅は道連れというやつだ。70歳前後だろうか、大丈夫かなと少し心配したが、なんの、岩歩きはバランス良く、慣れている感じだった。

   

 かなり登ったところで団体さんに追いついた。ベースキャンプのパーティーだった。こんな岩場では、待たされるとかえって恐怖感が増す。むこうさん、気を遣って、先に行かせてくれた。すぐ上が、最期の難関、フィックスロープのない岩が立ちはだかる。

    

 頂上でAさんが「古川さん!」と叫ぶ。さっき、石鎚500回登っている人がいると話していた、正にその人物がそこに居た。なんという偶然。Aさんはインスタグラム得意で、沢山友達がいる。古川さんのことも、それでよく知っていた。「石鎚のレジェンド」は、二人の若い女性を連れて来ていた。服装も派手だったが、あたりに明るい空気をまき散らせて帰っていった。

 ラピュタ岩というのかな、この上に立って写真を撮るのだそうだ。崖に突き出ている。よくこんなことを考える。

 

 神社で軽くランチ、「あそこが石鎚三角点、水晶尾根からあそこに立ったことあるよ」と話していたら、隣にいた奥さんが「ここまで来たら、行ってこないと」と勧めた。Aさんに余力がありそうだったので行くことに。

 

 登山道を早く離れて尾根に向かってしまったので、藪漕ぎをすることになった。のちに三角点直下から登山道に道がついていることがわかった。Aさんにわるかったと反省。

 2年前、水晶尾根を這いあがったときのログを確かめておけばよかった。簡単と考えて油断したのがいけなかった。油断大敵、道迷いや事故は油断したときに起こる。緊張を解いてはいけない。

 帰り道、崖下のトラバース道から頂上をみて、迫力の凄さに改めて石鎚山の偉大さを感じた。

 観音寺に着いたのが7時半も過ぎていて、遅くなりついでに、大野原田野々のホタルを見に行く。何年ぶりだろう、ホタルを見たのは。最近の名所になっているのか、結構見物人がいた。飛び回るホタルの光、幻想的だった。水中で長い間過ごし、陸で暮らすのはほんの数日、ありったけの命の灯しているんだね。地球で進化してきた神秘的で不思議な生き物を思う。

 


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