山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

09北海道くるま旅くらし: 第46日

2009-08-26 03:50:05 | くるま旅くらしの話
行程:道の駅:マオイの丘公園→厚別・Tさん宅→江別河川防災ステーション駐車場→Tさん宅→道の駅:サーモンパーク千歳(泊)


旅も残り少なくなった。北海道の地に居られるのは、今日を含めてあと4日足らずである。旅の後半からさまざまなドジが続き、終盤になってクライマックスに達したかの感があったが、昨日の一日でそれらは全て帳消しとなった気分でいる。しかし家に帰り着くまでは何が起こるか判らず、尚油断は禁物である。
今日は相棒の日である。厚別区にお住まいのTさん宅をお邪魔し、今まで発散できなかったストレスを一気に喋り捲って発散、解消させるつもりらしい。少なくとも16時まではその時間として確保したいらしい。これにはあまり逆らわない方が良いと考え、お任せすることにした。
昨夜の知人の皆さんは9時少し前に、今日はパークゴルフを楽しむのだと、5台の旅車を連ねて出発して行った。来年の再会を約して、お互いの健康と安全を祈りながらの送別だった。今年は出会いの知人が層倍した感がある。来年の再会が今から楽しみである。
我々の方もまもなく出発。訪問の前に少なくなった油を補給することにして、昨日通った道に安い店があったのを思い出し、そこへ行くことにした。ところがどこまで行ってもその店が見つからず、赤ランプか点灯し出したので、ついに探すのを諦めて最寄りの店で応急に少量を入れ、後で探すことにして、Tさん宅に急いだ。10時半、お待ちかねのTさんに相棒を預けて、自分一人の時間を過ごすべく、給油所を探しながらR12を江別方面に向かう。不思議なことにどうしてもその店が見つからない。諦めて石狩川の堤防沿いにあった江別河川防災ステーションという、休憩所を兼ねた施設に車を停め、ここでしばらく時間を過ごすことにする。今日は良い天気で、暑いのだが風は涼しく爽やかである。パークゴルフでもできれば良いのだが、肋の疼きはとれておらず、とても無理である。仕方がないので、先ずは一眠りと寝床に潜り込んで、1時間ほど午睡。その後起き出して旅の記録の整理をしていたら、あっという間に時間が過ぎて、気がつくと15時が過ぎていた。しばら
く残りのあれこれをチェックしていると、相棒から電話があり、話は一段落したので来て欲しいとの満足そうな声だった。それからの折り返しの道も注意しながら昨日の店を探したのだが、やはり発見できなかった。もしかしたら、昨日1日だけの大安売りだったのかと、何だか騙された様な気分だった。
16時頃にTさん宅に到着。Tさん宅にはもう一人の知人のTaさんもお出でになっており、三人での話は相当に弾んだらしく、皆さん興奮気味の様子だった。その中でも、何といっても一番舞い上がって居たのは相棒だった。Tさんには自分の為にと、お弁当まで頂戴し恐縮した。細やかな気配りを頂き、相棒は幸せ者だなと思った。Tさん、Taさん、本当にありがとうございました。
Tさん宅を辞してからは、今夜の宿を考えている千歳の道の駅に向かう。途中カード割引の効く店で給油をして、これでしばらくは安心。相棒には、16時くらいまでだったら洞爺湖町まで行けるかも知れないと話しておいたが、それは無理。夜の山道には予期せぬ危険がいっぱいある。その様に話たのは、無制限な話し合いに釘を刺す為だった。そんなことは露知らぬ相棒は、洞爺湖まで行っても良いと考えていたようだった。今日の相棒のメインの目的は、織物や編み物などの手芸の達人であるTさんの指導を乞うことらしく、その成果について、嬉しそうに盛んに話すのだが、こちらとしてはその内容はさっぱり解らず、生半可な相槌を打つだけである。とにかく相当に楽しく嬉しかったらしく、ま、結構でした。Tさんたちとは、数年前に旅の途中で北海道開拓村で出会い、その時はお互いボランティアのガイドでの話が弾んで以来のお付き合いなのだが、今はもっと違ったお付き合いの内容となっている様である。持つべきものは友というけれど、良き友に恵まれた相棒は幸せ者であ
る。旅にはその様な幸せをもたらす力が潜んでいる。それをどう引き出すかが大切なのだなと、改めて思った。何事もせず、何事もなければ、何も変わらない。変わるのは無為の時間の中に加齢が進むだけである。相棒は結構上手い時間の使い方をしているのかも知れない。とにかく今日は相棒デーであった。
道の駅:サーモンパーク千歳には17時20分に到着。千歳には空港があり、航空自衛隊の基地もあって、空の騒音が姦しい所だが、本来は樹木と清流に恵まれた自然豊かな所である。街を流れる千歳川には鮭の遡上が見られ、それを捕獲して鮭の繁殖を期する為の装置として、インディアン水車と呼ばれるいわば鮭の自動捕獲機があるのが、このサーモンパークである。早速それを見に行った相棒の話では、まだ鮭の姿はさっぱりだとのこと。天候不順で鮭君たちは、帰り先やタイミングを狂わされているのかも知れない。公園の水汲み場まで4往復して、水槽を満たす。この道の駅には苫小牧から乗るフェリーを待っての旅車が多いのだが、今日は少ないようだ。
Tさんから頂戴したお寿司などを味わいながら夕食を済ませ、テレビを見ることもせず、ベッドに潜り込む。明日からは帰りが本格的し、上手く行けば江差に滞在中の学友Nさん夫妻に会えるかもしれない。そんなことを考えながら眠りに就く。
コメント
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