山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

桜満開となる 

2022-03-29 22:03:09 | 宵宵妄話

昨日までの暖かさにムズムズしていた桜のつぼみが、今日は一斉に満開を目指し、ほぼ目的を達成しかけている。なのに今朝は一夜で寒さが引き返し、花冷えとやらに変化した。

 この頃はロクなことが無い。ロシアの理不尽極まりないウクライナ侵攻の愚行は、まるで中世紀以前に時代が逆戻りしたみたいだ。世界各地で戦のくすぶりは止まず、コロナは新たな手を編み出して感染拡大を止めない。地震が東北の被災地に追い打ちをかけて住民を甚(いた)ぶり、まるで悪の権化が地球上を踏み荒らしているかのごとくだ。ほんの少し遅れてやってきた世紀末現象が続いているかのごとくだ。人生の晩年にこのような時を迎えるとは!!

   悪しき世を忘れ観る一瞬の桜かな  馬骨

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破壊と殺人行為を止めさせるもの

2022-03-21 05:03:27 | 宵宵妄話

 ロシアの破壊と殺人行為が止まらない。戦争はルールの無い無差別な破壊と殺人行為である。1匹の巨大な戦争蟻が、それに従う1匹の白アリと共に己の縄張り領地を増やそうと、平和に暮らしている普通の蟻に有無を言わず襲いかかっているという景色だ。回りの蟻どもは、これを何とか止めさせようと騒ぎまわるが、巨大な蟻はその力に任せて一切耳を貸そうとはしない。この2匹の蟻たちは、最早正常ではない。明らかに狂っているのだ。

 ロシアというのは何というおぞましい国なのだろうか。領土を拡大することが国の存在を証するなどという存念を持っている奴が権力の中枢に居ると聞くが、これ以上領土を拡大する必要が本当にあるのか?そのために戦争まで仕掛ける必要があるのか?

 かつて、戦争まみれになっていた日本人の記憶の中には、様々な殺人凶器の前に為されるままに逃げ惑うだけという、戦争がもたらす言語に絶する悲惨さを改めて思い起こす禍々しい出来事が、只今のこの世に再現されているのだ。何ということなのだろうか。ウクライナの人びとのいわれなき逃避行を伝える映像を見ていると、あたかも10年前のあの大津波の押し寄せる恐るべき状況を見ているかのごときだ。

地球における人間社会は、もはやどんな大国でも一国では生きられないグローバルな関係の中で成り立っているのに、これを破壊するのも厭わないロシアのこの戦争行為の暴挙は、全人類に対する裏切り行為だ。そしてそれがプーチンとかいう人物とそれをとりまく一握りの為政者たちによって、あたかもロシアの全国民がこの行為を渇望しているかのように麻痺の毒薬を飲まされていようとは!世界大戦を二度も経験している人類が、その反省を無視してこのような行為にでる人物が存在するとは!しかも大国の中にも!

爾来政治の世界では、国民を騙す人物を多く輩出しているが、今のこの時代にこれほど身勝手で悪の権化のような振る舞いのできる人物が存在するとは信じられない。しかも彼の演説等を聴いていると、恐るべき詭弁を弄している。これに騙されているロシア国民は、愚かを通り越して哀れだ。国営放送中のアナウンサーの後ろを正義の垂れ幕を掲げて過ぎった女性が居たが、この行為に世界はどれほど救われたことか。しかし、プーチンはこれを軽く許したように見せかけてはいるが、そのままに終るとは思えない。ウクライナの何の落ち度もない人々とロシアの戦士を多く殺して置きながら、彼はさらにこの女性も殺人のリストに加えるのかもしれない。非人道の残酷人間というのは、このような人物を指す言葉に違いない。彼は今、狂人になり果てて、懸命にウクライナはおろかロシアという国をも破滅させようとしているのだ。今世紀最悪の人物だ。そしてこれを許し且つなすすべも無く振り回されているロシア国民は、哀れだ。

ところで、この愚かな侵略戦争はいつ、だれが、どうやって止めさせられるのか?国連があり、国際司法裁判所があり、どんなに会議を重ねても、判決を下しても、まさにアウトローの武力による破壊と殺人行為を止めることはできない。この無力感は、一体どう受け止めればいいのか。経済制裁などがじわじわ効いてきて、プーチン自らがその愚行に果たして気づくものなのか。相手は詭弁巧みな狂人なのだ。搦め手の作戦は、時間待ちであり、結局何事も解決の手立ては、時間しかないということなのか。あとどれだけの破壊と殺人が行われるのか。戦争はいつも虚しい。

自分は戦いを経験したことはないが、破壊の後に住む家も無く放り出されて、見知らぬ土地で生きる糧を求めながら育った、その悲惨な体験の上に今迄生きて来ていることを忘れることはできない。だから、戦禍に怯えるウクライナの人々のこれからの暮らしを思うと、心が痛んでならないのだ。時が解決するしかないとするのならば、時間の経過がスピードを最速に上げてくれるのを祈るしかない。

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