山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

09北海道くるま旅くらし: 第21日

2009-08-01 05:26:29 | くるま旅くらしの話
行程:鶴居キャンプ場→釧路市内給油所→(R44・R272・道道・R391)→多和平→(道道・R243・道道)→中標津市街コインランドリー→ホテルトーヨー(中標津町)→(道道)→別海町ふれあいキャンプ場(泊)

今日は移動日である。昨夜は珍しく雨は降らなかった様だが、相変わらずの曇天である。Mさんたちも、今日はここを離れ、阿寒湖の方へ移動されるとのこと。ここでの2日間は実に楽しく勉強になった。奥さんの料理も美味かった。ありがとうございました。
9時半近くお二人の車を見送って、我々も出発する。今日のゴールは別海町のふれあいキャンプ場である。隣接する温泉施設が営業していないので、途中中標津で入浴を済ませ向かうつもりでいる。その前に釧路市内で給油を済ませ、できれば洗濯も済ませたい。
釧路湿原に沿った道を走って、坂を下りしばらく走ると市街地に入る。給油所は星ケ浦というエリアにあり、そこに行くまでの間コインランドリーはないかと、左右を注意深く見ながら行ったのだが、クリーニング屋はあるものの、コインランドリーは皆無だった。給油をしながら、店の人に訊いたら、この辺には無くて、駅周辺にあるとのこと。実は先日食べそこなった、この近くの大楽毛にある豚福の豚丼を食べたいと思っているのだが、店の開店時刻が11時からなので、まだ1時刻以上もある。洗濯をしている間に丁度良いタイミングになると思ったのだが、残念だった。
それから後、いつもは通らない駅周辺をコインランドリーを探してウロウロ走ったのだが、どうしても見つからなかった。もし見つかれば、洗濯が終わった後引き返しても豚丼をと思ったのだが、その微かな望みも叶わなかった。釧路という街は不思議というより、変な街だなと思った。霧が多く湿っぽい日が多いのだから、コインランドリーの乾燥機などは重宝されるのではないかと思うのに、コインランドリーは圧倒的に少ない。我々の住む守谷市は、横断するのに僅か6kmしかないけど、コインランドリーは5カ所以上はある。釧路に住む人たちは、不便を感じてはいないらしい。又事業者もそのニーズを感じていないらしい。大都市としては、珍しい所だなと改めて思った。それにしても豚丼を口にできなかったのは残念である。
釧路を諦めた後は、R44を根室方面に走り、途中からR272に入って、中標津に向かう。20分ほど走って、丘を越えると、空が急に明るくなって、雲が薄くなり青空が見え出した。どうやらこの辺りから晴れのエリアに入ったらしい。それならば、眺望が利く内に、先日Mさんから聞いた多和平に寄ってみようと、急遽道を変更して、標茶から弟子屈方面に向かう。多和平に着く頃には、天気はすっかり機嫌を直し、気温もグンと上がって来た。多和平は、地平線が見える場所と呼ばれるように、360度の眺望ができる、北海道ならでは場所である。牧場の真ん中に展望台があり、謳い文句以上に素晴らしい広がりの景観だった。気温上昇のせいか、遠くの方は霞んでおり、摩周山や斜里岳などはおぼろだった。360度の眺望と言えば、開陽台が有名だが、この多和平も又違った味わいのある展望所である。それにしても、晴れればこんなに素晴らしい大自然を感じることができるのに、上陸以来の北海道の天気はどうなってしまったのだろか。
景観に浸った後、展望台の下にある障害者の皆さんが作った作品の販売所を覗く。販売の方も皆さんでやっておられるようで、我々が入って行くと懸命に作品等の説明をしてくれた。相棒は下の牧場で飼われている羊の毛で作ったというクッションを買っていた。中に入っている毛を紡いで何やら作ってみたいらしい。自分は調理用の手頃の大きさのヘラを買った。彼女たちの懸命の努力に少しでも応えられればと思った。
多和平を後にして、中標津に向かう。50分ほど走って街中へ。確かここにはコインランドリーがあった筈だと、街のメイン通りを探しまくった。あった! ようやく発見。釧路に無かったものをここに発見して、再び釧路という街の不可解さを思った。洗濯は相棒の世界。終わるまでの1時間半くらいの間、付近をぶらぶら散策する。別海町よりは遥に規模の大きい商店街なのは、近くに空港があるからだろうか。一回りして戻ると洗濯は終わりかけていた。
洗濯が終わった後は、近くのホテルの立ち寄り湯へ。別海に風呂がないからには、ここで入っておかなければという考え。入浴を済ませ、別海のふれあいキャンプ場に向かう。
17時半過ぎ、キャンプに到着。ここにはもう長い間お世話になっており、管理人ご夫妻も顔なじみである。今年は温泉もなくなり、料金もアップしたので来訪者も少なくなるのかも知れない。残念だけど、世間とはそういうものであろう。場内を覗くとキャンカーも停まっており、その他のキャンパーも何組かテントを張っていた。中に常連のNさんとTさんがおられて、これは嬉しかった。受付を終え、早速お二人の側に車を停める。イヤー懐かしい。一年ぶり再会の挨拶を交わす。Tさんご夫妻とは2年ぶりだ。昨年はご主人が体調を崩され、来道を断念されたと聞いていたが、お元気な顔を見て安心した。双方のご夫妻共釣り大好きの方々で、早速お二人から獲物のお裾分けを頂戴して、ありがたく嬉しかった。
取りあえず今夜はおとなしく眠ることにする。別海の夜は、鶴居よりも一段と冷え込みが厳しく感じられた。
コメント
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