【今日(5/31)の予定】
東大沼キャンプ場 →(R5他)→ 函館市内知人宅訪問 → その先未定なるも松前方面へ向かう予定
【昨日(5/30)のレポート】 天気:曇り一時雨
<行程>
道の駅:なみおか →(R7他)→ 青森フェリー乗り場 →(津軽海峡フェリー)→ 函館フェリー乗場→(R5他)→(JR森駅経由)→ 東大沼キャンプ場(泊)
<レポート>
朝、ブログの投稿を終えた後、付近の散策に出かける。浪岡辺りもリンゴの産地であり、すぐ上の丘のリンゴ畑にも小さな実をつけたリンゴの木が勢揃いしていた。その丘を上り、さらにその向こう側の方へ行って見ることにした。浪岡湿生花園と書かれた案内標があったので、そこまで行くことにした。約1kmの距離だという。今頃はどんな花が見られるのかと、リンゴ畑の中の道を歩いてゆくと、間もなく到着した。期待はかなり膨らんでいたのだが、行って見ると花を咲かせている野草は全く見られず、所々にレンゲツツジが橙色の花を咲かせていただけだった。牛ガエルとその他のカエルの鳴き声が賑やかな他は静かな、ただの湿地帯だった。季節がそのような時期なのだろうと、引返すことにした。ところが途中から雨が降り出し、本降りとなる気配だったので驚いた。予報では午後辺りから天気が崩れると聞いていたのだが、少し早やまったのかと、その気まぐれには手も足も出ない。少し濡れた状態で車に戻る。
今日の予定は青森からフェリーに乗って函館に上陸し、東大沼のキャンプ場に行って休むだけの行程である。1日早いペースで来ているので、少し休養することにしている。
朝食の後、8時半近くにフェリー乗り場に向かって出発する。いつもだと大間まで行ってフェリーに乗るのだが、今回は邦子どのの要請で、青森から青函フェリーを利用して行くことにしている。というのも大間からの津軽海峡フェリーは、船が替わって新しくなってからは、揺れが気になって居心地が悪いのだとか。青函フェリーならば距離があってもその心配はないのではないかということらしい。とにかく鈍感な自分には訳のわからない人なので、逆らわないことにしている。
9時過ぎにターミナルに着いて、早速手続きをしに行ったのだが、乗船する船を見ると大間からのいつものよりも小型なのである。そして、少し離れた津軽海峡フェリーの方には倍以上も大きいと思われる船が停まっていた。それを見て、邦子どの心は大きく揺れ、青函フェリーを止め、津軽海峡フェリーに乗る方へと舵を切ったようだった。料金などどうでもいいからやっぱり大きい方に乗りたいという。それで急遽乗る船を切り替えることとなった次第。出港時刻も1時間半も早いというので、結果的にはベストの判断だったようである。
10時に出港して、到着は13時40分予定。早速手続きを済ませ、船の中に車を入れる。大きな船で、今頃は乗船客も少ないのか、スタンダードの船室は貸し切り状態で、自分たちの他にはこの部屋には誰もいない状態だった。それから3時間40分という長い時間を、パソコンを覗いたり本などを読んだり、時に少し横になってまどろんだりして、時間を忘れている内に函館に到着した。
予定時刻通りの到着で、4年ぶりの北海道上陸である。上陸すると、いつものように先ずは、JR森駅を目指すことにした。少し遅れた昼食には、森駅の名物駅弁のイカ飯駅弁をと決めている。いつもの函館新道を通って、森駅前に着いたのは14時半ごろか。早速邦子どのが買いに行き手に入れて来た。驚いたことに何と1個780円にもなっているという。元々は500円足らずの値段だったのに、である。最近はイカ漁が不振で獲れなくなっていると聞いてはいたが、事情はかなり深刻なようだ。楽しみにしているのに、これじゃあ最早この駅弁も今日が最後となるなと、寂しい思いがした。年金暮らしの老人には贅沢は禁物である。
駅弁を手に入れた後は、これ又いつものように東大沼のキャンプ場に向かう。函館に上陸した際には、いつもこのキャンプ場か恵山の道の駅に行き、一息入れて次の行程に向かうことにしている。今回はこちらのキャンプ場と決めている。というのも、明日からは先ずは渡島エリアから旅を開始する考えでいるからである。明日は松前方面に向かい、その後は檜山エリアに向かう考えでいる。30分ほどでキャンプ場に到着する。
早速駅弁での昼食となったが、これが最後のイカ飯となるのだと決めると、それならば上陸祝いにこれを肴に一杯やろうということになり、自分は酒を、邦子どのは自分専用の富山の地ビールの宇奈月ビールを取り出して乾杯。イカ飯を開けるときは、いつもイカが何個入っているかが楽しみなのだが、今回は2個とも各2個しか入っていなかった。イカが獲れないので、3個入れるのが難しくなっているのかもしれないなと思った。だんだんと楽しみが少なくなる世の中が増えているようだ。
森駅の名物駅弁のイカ飯。かつては全国の駅弁の中で売り上げナンバーワンの王座を欲しいままにしていたと聞いているが、今はどうなってるのか。そしてこれから先はどうなるのか。値が下がる時がきたら、いいのになと祈るばかりである。
なんだかんだ言いながら一杯が二杯、三杯となり、いい気分になって自分は寝床の中へ。邦子どのがその後どうしていたのかは知らない。目覚めたのは、19時半近くで、既に辺りは暗くなっていた。ここは四方が森に囲まれたキャンプ場の駐車場なのである。駐車している泊らしき車が2~3台あった。静かな夜を迎えることとなった。