山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

09北海道くるま旅くらし: 第30日

2009-08-10 03:07:16 | くるま旅くらしの話
行程:道の駅:おんねゆ温泉→つつじ公園パークゴルフ場→温根湯温泉:大江本家(入浴)→道の駅:おんねゆ温泉(泊)


今日も天気は良さそうだ。昨夜は30台以上の旅車が泊まり、道の駅はかなり混んでいたが、予想以上の静けさであり、皆さん心得のある方ばかりだった。道の駅の利用については、いろいろネガティブな話題もあるけど、地元の関係者の方たちには、くるま旅の人たちのささやかな願いを前向きに受け止めて欲しいなと思った。例えば水やゴミ処理などには、迷惑を被るという発想ではなく、旅くらしには必要・必然という理解を頂き、有料で安心して使える施設や仕組みを作って頂きたいと思う。おんねゆ温泉の道の駅構内の公園にある水飲み場には、くるま旅の人たちが入れ替わり立ち替わりに食事のための水を求めて通っていたが、それを冷たく批判的に見るのではなく、有料で良いから使いやすい水汲み場を作ることを考えて欲しいと思う。これはおんねゆ温泉だけの問題ではなく、叶うならば全ての道の駅の基本装備であって欲しい。何故ならこれから先、くるま旅をする人が益々増加するのは、車社会の必然だからである。現状の傾向としては、くるま旅を認知するのとは反対方
向に向かっているように思われ、遠からず様々な問題が表面化して来るに違いないと思う。旅する人のマナーだけで片付くような安易な問題ではないと思う。ゴミ処理の問題だって、高らかにゴミ箱がないことを宣言しただけでは、何の問題解決にもなっていないと思う。ゴミは生産・販売・消費という人間の生存活動の負の遺産であり、一消費者のマナーや心掛けだけで解決できるような生易しい問題ではないと思う。社会システムの中に組み入れた対応が必要だと思う。エコの声が姦しいけど、国の社会システムとしての、負の遺産に対するしっかりした考えが確立され、法制化されない限り、部分的対応では限界があるのは明確だ。客が喜ぶものを作れば良い、喜ぶような売り方をすれば良い、そしてお客様は王様だ、等々の身勝手な発想からは本物のエコが実現する可能性は朧(おぼろ)のような気がする。一つの水飲み場に行列を作り、今日のゴミ処理に頭を悩ます旅人たちの心情を想いながら、この国が忘れているあれこれを思ったのだった。いやはや、朝からトンだ大げさ
な話となってしまった。
さて、今日はグータラに過ごすつもりできる。そんな断りなどしなくても、毎日充分グータラなのだが、旅は移動がある日はグータラの中にも刺激があるものである。今日はその移動を考えていない。近くのパークゴルフ場に行き汗を流し、温泉に入って夜を迎えるだけの予定に過ぎない。
ということで、10時少し前、近くのつつじ公園脇のパークゴルフ場へ。今日も全く期待外れのピカピカの快晴で、とにかく暑い。湿度が低くカラリとしているのが救いだが、とにかく暑い。広い駐車場の木陰を選んで車を停め、早速午前中の練習開始。
昨日買ったクラブの筆下ろし(?)でもある。何とかと何とかは新しい方が良いというけど、全ての何とかは最初は良し悪しに関係なく興味津々である。パークのクラブも変わりはない。最初の1打目はグーだった。2打目はパットだったが、外したけどいい感触だった。という具合に、実にいい感じで使えるクラブには満足したが、スコアの方は常に目標を下回った。
昼前に車に戻り、ビールで喉の渇きを癒やし、早めの昼食の後はたちまち昼寝。外は暑いけど木陰は涼しくて眠りには快適である。相棒は何やらやっていたようだけど、こちとらは天国の中。2時間ほど惰眠を貪(むさぼ)る。
その後は、午前中と同じように36ホールを回る。相棒もスコアが少し安定してきた。腰の方も大丈夫のようだ。掻いた汗を流すべく、近くの大江本家という立派な温泉ホテルに立ち寄り湯に。工夫されたレイアウトの浴槽が幾つもあり、最高の温泉施設だった。来週からは入浴の料金が値下げとなり、500円となるという。嬉しいお知らせの貼り紙もあった。リーズナブルな料金だと思う。お勧めの温泉スポットである。
道の駅に戻り、今夜もお世話になることにする。昨日よりも、泊まりの旅車は多いようだ。道の駅のシンボルとも言える、果夢林と呼ばれる世界一大きいからくり時計の、今日最後の演奏を聞きながら、早くも一杯やって、グータラな一日を終えたのだった。
夜のニュースを見ていると、北日本以外のエリアでは、大変な集中豪雨に見舞われ、大きな被害が出ているのを知り驚いた。ようやく梅雨が明けたと思ったら、今度は台風禍である。自然界は、一体どうなってしまっているのだろうか。北海道を旅されている方の中にも、身内がこの豪雨禍に巻き込まれた方がおられるのかも知れず、呑気にグータラな暮らしを送っていることを少し反省したのだった。不幸にして被災された方には、心からお見舞いを申し上げます。
コメント
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