6月22日から27日までの6日間。2回目の試し旅は、茨城県城里町にある道の駅:かつらで1週間ほどの雨降り閉じ込められ体験をすることでした。6月22日に家を出たのですが、その日は泊るだけと考えて、15時過ぎの出発でした。
道の駅:かつらは、水戸市に隣接した城里町にあり、国道123号線の那珂川大橋のたもと近くに位置しています。この道の駅には、直ぐ近くを流れる那珂川の河川敷に繋がる無料のキャンプ場が解放されています。水道の蛇口一つしかない設備のキャンプ場ですが、広い敷地を自在に車で乗り付けてテントを張ったりしてアウトドア暮らしを楽しむことが出来るので、とてもありがたい場所で、休日ならずともコロナ禍の閉塞感のある今では、平日でもアウトドア暮らしを楽しむ人たちがかなり大勢訪れていました。
初日の今日は17時過ぎに着いて、キャンパーの仲間入りをしたわけですが、軽く夕食を済ませて寝るだけの仕事でした。先の第1回目で寝床の扱いには馴れているので、特に何の問題もなく夜を迎え、眠りに入りました。
翌日は、少し旅からは外れた草刈り日としました。実はこの道の駅の隣の元御前山村は現在常陸大宮市となっており、この常陸大宮市は自分の育った場所のある所なのです。道の駅からは20分ほど離れた場所に実家があり、そこに自分の管理する畑が300坪ほどあり、夏から秋にかけて2~3回そこの草刈りをしなければならず、旅のついでに、今年2回目を済ませてしまおうということなのです。雨が降ったら止めるつもりでしたが、降らないので少し早めに出掛けて7時から草刈り機を引出しての作業となりました。1か月前に1度刈っているのですが、もうかなり伸びていて、毎度のことながら草たちの生命力の逞しさに圧倒されながらの作業でした。2時間ほどで終了。作業が終ると、いつも近くにある道の駅:常陸大宮川プラザに行って休憩することにしています。ここは畑から15分ほどの至近距離にあり、落ち着くのです。
休憩の後、午後は再び道の駅:かつらに戻って、旅くらしに入りました。先ずは買って来た新ジャガを茹でて夕食とすることにしたのですが、塩を持参するのを忘れ、それだけではなく、ボウルも皿も無いのに気づいて、細かいことを忘れていることを反省。夜になっても雨は降らず、持参した神道の本を読んで、そのまま眠りに入り、目覚めたのはトイレに急かされて11時過ぎか。トイレまでは50m」ほどあり、明日は夜は近くに止めようと、随分前(20年ほど)のバンコンに乗っていた頃の旅を思い出しました。
翌日は水戸市在住の大親友の訪問を受けて、互いの不断のご無沙汰を埋めるべく、半日ほど歓談して大満足。3日目も雨は降らず梅雨の合間の晴れの日差しは厳しくて、木陰を探して暑さを凌ぐという状況でした。夜半から待望の雨が降って、朝起きてみたら、那珂川はかなり増水していました。何年か前、この地も大水害に見舞われてかなりの被害を蒙っていますが、今のところ被災再来の心配はなさそうなレベルです。翌日の日中からは再び雨とは無関係の天気に戻りました。雨に閉じ込められた時に、この車ではどのような生活が出来るのかを体験したかったのですが、結局それは今回は叶えられませんでした。夜に降る雨ではただ眠るだけですから、ダメなのです。
6日目になって、これじゃ仕切り直しだなと滞在するのを諦めて一先ず家に帰ることにしました。
今回の試し旅は、些か気の抜けた6日間を過ごしただけの感じでした。それでも細かな点での気づきはいろいろあって、不足している小物備品の購入などそれなりに役立ったと思っています。半月くらいの旅なら、大丈夫だなと思いました。
2回のワクチン接種も終わり、2週間が過ぎた7月の半ばごろから旅の本番の第1弾として、東北北部エリアの縄文遺跡を訪ねるのを目論んでいるのですが、オリンピックから遠ざかっている場所なので、丁度良いタイミングなのかなと思っているところです。半端なレポートとなりましたが、書かなくてもそれなりの出会いがあり、収穫の多い時間だったのです。旅はやっぱりいいなあと改めて思っています。2回目おわり。