山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

09北海道くるま旅くらし: 第23日

2009-08-03 02:37:02 | くるま旅くらしの話
行程:終日別海ふれあいキャンプ場に滞在(午後、中標津まで入浴に往復)

別海の朝夕は寒い。涼しいなどというレベルを遥かに超えている。半袖Tシャツなどはとんでもないし、夜は布団一枚ではダメで、持参して来た毛布が役立つことになった。僅かに昨日の日中に夏を感じたくらいである。11万頭もいる牛君たちは、この夏をどう思っているのだろうか。モー、どうにもなんネー、とただひたすら草を喰むだけなのだけなのだろうか。
昨日の晴天は一転して元の曇天に戻り、やがて雨が降り出し、9時過ぎには本降りとなった。昨夜は久しぶりに月を見、星を見ることができたのに……、である。8月となったのに、今年の北海道は夏が来ないままに季節が終わってしまうのだろうか。
今日もパークゴルフの練習をと思っていたのだが、この雨ではどうしょうもない。車の中は気温19℃、外は15℃くらいだろうか。風が吹いたら、体感温度は10℃くらいになってしまうに違いない。寒がりの人には、暖房が欲しいくらいであろう。何もすることがない。歌謡詩ん書く気分にはとてもなれず、さりとて酒を飲むには早過ぎるし、昼寝の気分でもない。テレビはつまらないし、本を読む気もしない。裕次郎の歌を聴きながら、取り敢えず地図を眺めるくらいである。午後には近くの温泉にでも行って、たっぷり汗を流したい。ザッとまあ、こんな暮らしぶりである。
ようやくお昼になって、野菜中心の食事を済ます。しばらくTVを見た後、予定通り中標津の温泉に行くことにする。とにかく寒いのである。雨の中、準備をして出発。
30分ほどして、中標津の俵橋という所にあるマルエー温泉に到着。初めて来る場所である。去年までは別海のキャンプ場に隣接して温泉があったし、尾岱沼の方にも浜の湯という2つの源泉を持つ温泉があったのだが、こちらの方も現在営業を中止しており、今まで来たこともなかった温泉を探すことになったのだった。マルエー温泉は岩盤浴も備えており、来客も結構多かった。
とにかく寒い。寒いのである。真夏の筈なのに、何ということなのだろうか。せめて温まろうと、その後はたっぷりと湯に浸かった。汗を掻いて、やれやれと風呂を出る時は、湯当たりをしたのか、少し頭がふらふらした。相棒も同じように貧血気味となったとのこと。我々にはあまりフィットしない湯だったのかも知れない。風呂から出ると、外は更に風も強まって、一層寒さが酷くなっていた。温泉に入ってなかなか収まらない汗と、真冬並みの寒さに、身体は破壊されそうな感じだった。せっかくの温泉なのに、何だかムチャクチャの気分だった。
再び強くなった風雨の中を、キャンプ場に戻る。途中買い物をしたが、とにかく寒くて、大急ぎで済ます。キャンプには、我々の他は、Nさん、Tさんともう一台だけだった。こんなに寒くては、夏休みと言えども、キャンプに来る勇気などある筈がない。大急ぎで電源をつなぎ、TVのセットなどして、滞在の準備をし、お湯を沸かして夕食に取り掛かる。焼酎のお湯割りで体の芯を温め、早々に寝床に潜り込む。とんでもない一日だった。
そうそう、ここには2日滞在の予定で受付を済ませていたが、この天気ではソーラーも厳しかろうと、あと2日滞在を伸ばすことにした。明日は、せめて雨だけでも降らないで欲しい。
コメント
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