山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

09北海道くるま旅くらし: 第44日

2009-08-24 04:20:14 | くるま旅くらしの話
行程:池の前水上公園駐車場→Uさん宅→道の駅:たきかわ→美唄市内スーパー→道の駅::つるぬま→道の駅:田園の里うりゅう→道の駅:サンフラワー北竜→道の駅:風Wとままえ→道の駅:ほっとはぼろ→道の駅:ライスランドふかがわ(泊)


楽しかった宴の一夜があっという間に明けた。寝る前は星空だったのが、夜半から雨となり、途中からはかなりの豪雨となって、朝を迎えた。又またのうんざりの天気である。昨夜の幸運は、天の配剤だったのかも知れない。
今日は特別の予定はなく、皆さんとなるべく長く一緒に居て、解散後は北竜の温泉にでも行って、湯に浸かりのんびりしたいと思っている程度である。朝遅くなって、ようやく雨は上がったようで、空が明るくなって来た。歓談などしながら時を過ごし、仲間の皆さんも少しずつ去って、ドームテントの撤収が完了したのは11時過ぎだった。解散近くになって、メンバーのお一人のUさんから、自宅に寄らないかとのお誘いを受けた。Uさんは地元の滝川在住の方で、今回の集まりの幹事でもあった。実は先日枝幸の道の駅で会った大阪からのTさんとの話の中で、Uさんが最近木工クラフト用の機械一式を手に入れられ、それのセットをして来たと聞いており、その機械類が素晴らしいものだと聞き、せっかくのチャンスだからお邪魔して見せて頂こうと思ったのだった。
解散のあと、Uさん宅に向かう。15分ほどで到着。早速作業場を見せて頂く。広い! ガレージ兼用のかなりの広い建物の中に、様々な木工クラフトの機械類がセットされていた。Tさんの工房の倍以上のスペースの中に、使い勝手を考えてレイアウトされていた。Uさんの奥さんも木工にチャレンジされるとか、少し練習された跡も残っていた。集塵機も付いており、完璧な作業環境が用意されていた。これらの全てを使いこなす迄には相当時間が掛かるのだろうなと思いつつ、さてこれからどんな作品が生まれるのか、楽しみである。Uさんご夫妻のこれからのご精進に大いなるエールを送りたい。1時間近くお邪魔し、水も補給させて頂き、感動の時を過ごさせて頂いた後、暇を告げる。Uさん、ありがとうございました。
Uさん宅をあとにして、すぐ近くにある滝川の道の駅に寄る。Uさんからお聞きした木工の名人の作品が駅構内に展示されているというので、それを見に行く。見事な組み合わせ細工の作品が並んでいた。ついでに野菜などを買う。ここから先は、直ぐに北竜に向かうのではなく、先ずは美唄に行き、先日食べた焼きそばをもう一度手に入れるべく向かう。美唄の焼きそばは、そのまま何も調理せずに食べられるという奴である。今回も5袋をゲットする。炭鉱時代からだという、この素朴な味が好きである。早速昼飯代わりに一つを腹に収める。紅生姜の一切れの味が又良い。まあ、面白い。
さて、その後はとんだ迷走が始まったのだった。途中二つほど道の駅に寄りながら、目的地の道の駅:サンフラワー北竜に着いたのだったが、かなり混んでおり、まだ夕方迄にはかなり時間があるので、羽幌の道の駅まで足を伸ばし、今夜はそこに泊まり、明日はオロロンラインと呼ばれる海岸線をゆっくりドライブしながら南下しようと考えたのだった。というのも、羽幌の道の駅に隣接する温泉も無料で入ることができるからである。
雨が降ったり止んだりの悪天候の中を走ってようやく羽幌の道の駅に着き、温泉の雑誌を調べたらなんと日曜日はダメとのこと。それどころかここだけではなく、北竜の方も同じ扱いだった。イヤハヤとんだドジを踏んだものだ。呆れ返って、ふと見ると冷蔵庫のガスの点火スイッチが点滅しているではないか。ガスが無くなったのかとチェックしたのだが、それは大丈夫だった。おかしいなと、何度も点火させようと試みたが、どうしてもダメだった。とにかく何とかしなければならないので、東京の車の購入先に電話し、北海道での修理業者など知り合いがないか問い合わせることにした。その結果、札幌市内の業者に明日見て頂けることになった。そうなると、羽幌に泊まるのは意味がない。もう少し札幌に近い場所に泊まることにしようと、出発することにした。全くのムダ足とはこのようなことを指して言うのだろうと、半ば己を嗤いながら、再び来た道を引き返したのだった。その往復距離は150km近くなっていたのではないか。バカな話である。留萌の先から無料の高速道に入り
、深川西インターで降り、深川の道の駅に着いたのは、19時30分だった。今夜はここに泊まることにする。雨か降る真っ暗の時間帯に入っていた。イヤハヤ、散々のな今日の後半だった。禍福は糾(あざな)える縄の如しというけど、今日はその格言が、前後逆さまになって、我が身を襲って来た感がした。その原因は全て我がドジなる行為にある。ま、こんなこともある。どうぞ、お嗤いあれ。
コメント
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