行程:川湯温泉第1公共駐車場→川湯温泉駅→さくらの滝→道の駅:パパスランドさっつる→美幌市街内コインランドリー→北見ホーマック→北見市モイワスポーツワールド→道の駅:おんねゆ温泉(泊)
昨夜は今までで一番静かな夜を過ごした気がした。朝、散歩代わりに近くにある足湯に行く。掛け流しの優れた湯である。源泉は44℃なので、冷めないとかなり熱い。少しピリピリ感を覚えながら、我慢して10分ほど入っていると、全身が熱くなり、汗が滲んで来た。このお湯は明礬(みょうばん)が入っているせいで、所々河床が緑色をしている。それが体にも効くのだろうか。不思議な色である。足湯を楽しんだ後は、車に引き上げて朝食にする。朝食はこのところパンに野菜などを挟んで食べることが多い。今日は珍しくハムエッグだった。
さて、今日は少し北上する予定でいる。まずは昨日行かなかったサクラマスの遡上が見られるさくら滝に行くことにする。その前に川湯温泉駅に行き、摩周名水を汲む。水を汲んだ後は真っ直ぐに札弦(さっつる)の道の駅に向かう。途中からさくらの滝の案内板に従い滝を目指した。一昨日Wさんに教えて頂いた通りのコースで、迷わずにさくら滝に着くことが出来た。このところの猛烈な暑さで、滝への最後の数百メートルのダートの道は、もの凄い埃が上がっていた。
車を置き、林の中をほんの少し歩くと、これは札弦川なのだろうか、ミズナラなどの樹木に囲まれた幅30mほどの川があり、そこに高さ2~3mの滝があった。かなりの水量で、真っ白な飛沫(しぶき)をあげていた。期待を籠めてその飛沫辺りを注視していると、ヤッ!と40~50cmもあろうと思われるサクラマスがジャンプするのが見られた。時々一度に数匹のジャンプも見られたが、滝を登って上流へ到達したのは皆無のようだった。何とかカメラに収めようとシャッターを切ったが、記録用のデジカメでは、写るのは白い水飛沫ばかりである。相棒はしつこく飛沫を見つめ続けて、メモリーカードが無くなり、一度車に戻ってパソコンに入れた後、もう一度チャレンジしていた。単に魚が飛び上がる姿を写すだけではなく、歯を食いしばってジャンプする顔を撮りたいというけど、そのカメラと腕では無理というものである。それでもジャンプの姿はかなりの枚数をゲットしたようである。それにしてもサクラマス君たちは、どうしてそんなに上流
に拘(こだわ)るのだろうか。上の方へ行ったって、大したこともないのに。本能というのは、快楽とはなのだろうか。あるいはジャンプして滝をよじ登ることが、無上の快楽なのだろうか。ホントのことは、サクラマス君たちにも解らないのだろう。
1時間余りのジャンプ見物の後は、少し先にある、道の駅:さつつる(札弦)へ。札弦というのも変わった地名である。勿論アイヌ語から乱暴につけられたに違いない。ここには温泉もあり、隣接してパークゴルフ場もあって、なかなか良いところだ。今日は下見だけど、次はゆったりとしてみたいなと思った。
もの凄い暑さである。今日はどこかでコインランドリーを見つけて、溜まっている洗濯物をやっつけたいというのが相棒の要望でもある。それで、北見市まで行けば何とかなるのではと思っているのだが。もしかしたらその前に美幌町にあるかも、とひとまず美幌町を目指す。新しいショッピングモールの方に行けばあるかも知れないと、慎重に運転しながら探す。一回りして諦めかけ、北見の方に向かおうとした時、コインランドリーがあるのに気がつく。ヤレヤレである。
猛暑の中車を停め、それから2時間余洗濯の終了を待つ。この間、丁度昼飯どきだったので、近くのスーパーに行き、とりあえず腹を満たすための惣菜などを買って来て、又々いい加減な食事を済ます。とにかく暑い。車の中でも30℃近くになりかけている感じがする。外は30℃は遥かに超えているのではないか。それでも湿気が少なく、汗がべとつかないので助かる。
洗濯を終えた後は、今日の宿を留辺蘂の道の駅:おんねゆ温泉にすることにして、北見市方面に向かう。北見市内にて買い物をする。この中にはパークゴルフのクラブもあった。パークゴルフのクラブは、北海道にしか店頭では売っておらず、家に帰ればネットでしか手に入れることができない。数年前に買った古いタイプのクラブでは、スコアの上達も限界かと、練習の成果の上がらないのを道具のせいに転嫁したわけ。その真偽は、明日プレーしてみればハッキリすること。しかし又新しいエクスキュースを見つけるに違いない。このようにして、人生は過去を積み上げてゆくようである。ともかくあしたが楽しみである。
留辺蘂に向かう途中、モイワスポーツワールドという案内板が目に入り、ちょっと寄って見た。合宿所付きの立派な施設があり、ラグビーなどの練習に使われているらしい。広いグラウンドやテニスコートの他に54ホールもあるパークゴルフ場も造られていた。無料のようである。明日ここへ来ようかなと思った。相棒も乗り気のようである。温根湯温泉には17時少し過ぎ到着。
この道の駅には温泉は無いけど、近くに温泉街があり、立ち寄り湯もできる。今日は我々は風呂は入らないことにしている。駅の駐車場には、かなりの旅車と思しき車が停まっていた。今年は関西系のバンコンやワンボックスの旅車が圧倒的に多い。西の方に住む人の逞しきパワーを感じさせられている。関東人が少ないのは世の不景気と無関係では無いのかも知れない。あるいは関西人の方が定年後の人生を楽しむ術(すべ)を知っているということなのかもしれない。そのようなことを思わせるような、今年の北海道の夏である。その中に混じって錨を下ろし、夜を迎えることにした。
昨夜は今までで一番静かな夜を過ごした気がした。朝、散歩代わりに近くにある足湯に行く。掛け流しの優れた湯である。源泉は44℃なので、冷めないとかなり熱い。少しピリピリ感を覚えながら、我慢して10分ほど入っていると、全身が熱くなり、汗が滲んで来た。このお湯は明礬(みょうばん)が入っているせいで、所々河床が緑色をしている。それが体にも効くのだろうか。不思議な色である。足湯を楽しんだ後は、車に引き上げて朝食にする。朝食はこのところパンに野菜などを挟んで食べることが多い。今日は珍しくハムエッグだった。
さて、今日は少し北上する予定でいる。まずは昨日行かなかったサクラマスの遡上が見られるさくら滝に行くことにする。その前に川湯温泉駅に行き、摩周名水を汲む。水を汲んだ後は真っ直ぐに札弦(さっつる)の道の駅に向かう。途中からさくらの滝の案内板に従い滝を目指した。一昨日Wさんに教えて頂いた通りのコースで、迷わずにさくら滝に着くことが出来た。このところの猛烈な暑さで、滝への最後の数百メートルのダートの道は、もの凄い埃が上がっていた。
車を置き、林の中をほんの少し歩くと、これは札弦川なのだろうか、ミズナラなどの樹木に囲まれた幅30mほどの川があり、そこに高さ2~3mの滝があった。かなりの水量で、真っ白な飛沫(しぶき)をあげていた。期待を籠めてその飛沫辺りを注視していると、ヤッ!と40~50cmもあろうと思われるサクラマスがジャンプするのが見られた。時々一度に数匹のジャンプも見られたが、滝を登って上流へ到達したのは皆無のようだった。何とかカメラに収めようとシャッターを切ったが、記録用のデジカメでは、写るのは白い水飛沫ばかりである。相棒はしつこく飛沫を見つめ続けて、メモリーカードが無くなり、一度車に戻ってパソコンに入れた後、もう一度チャレンジしていた。単に魚が飛び上がる姿を写すだけではなく、歯を食いしばってジャンプする顔を撮りたいというけど、そのカメラと腕では無理というものである。それでもジャンプの姿はかなりの枚数をゲットしたようである。それにしてもサクラマス君たちは、どうしてそんなに上流
に拘(こだわ)るのだろうか。上の方へ行ったって、大したこともないのに。本能というのは、快楽とはなのだろうか。あるいはジャンプして滝をよじ登ることが、無上の快楽なのだろうか。ホントのことは、サクラマス君たちにも解らないのだろう。
1時間余りのジャンプ見物の後は、少し先にある、道の駅:さつつる(札弦)へ。札弦というのも変わった地名である。勿論アイヌ語から乱暴につけられたに違いない。ここには温泉もあり、隣接してパークゴルフ場もあって、なかなか良いところだ。今日は下見だけど、次はゆったりとしてみたいなと思った。
もの凄い暑さである。今日はどこかでコインランドリーを見つけて、溜まっている洗濯物をやっつけたいというのが相棒の要望でもある。それで、北見市まで行けば何とかなるのではと思っているのだが。もしかしたらその前に美幌町にあるかも、とひとまず美幌町を目指す。新しいショッピングモールの方に行けばあるかも知れないと、慎重に運転しながら探す。一回りして諦めかけ、北見の方に向かおうとした時、コインランドリーがあるのに気がつく。ヤレヤレである。
猛暑の中車を停め、それから2時間余洗濯の終了を待つ。この間、丁度昼飯どきだったので、近くのスーパーに行き、とりあえず腹を満たすための惣菜などを買って来て、又々いい加減な食事を済ます。とにかく暑い。車の中でも30℃近くになりかけている感じがする。外は30℃は遥かに超えているのではないか。それでも湿気が少なく、汗がべとつかないので助かる。
洗濯を終えた後は、今日の宿を留辺蘂の道の駅:おんねゆ温泉にすることにして、北見市方面に向かう。北見市内にて買い物をする。この中にはパークゴルフのクラブもあった。パークゴルフのクラブは、北海道にしか店頭では売っておらず、家に帰ればネットでしか手に入れることができない。数年前に買った古いタイプのクラブでは、スコアの上達も限界かと、練習の成果の上がらないのを道具のせいに転嫁したわけ。その真偽は、明日プレーしてみればハッキリすること。しかし又新しいエクスキュースを見つけるに違いない。このようにして、人生は過去を積み上げてゆくようである。ともかくあしたが楽しみである。
留辺蘂に向かう途中、モイワスポーツワールドという案内板が目に入り、ちょっと寄って見た。合宿所付きの立派な施設があり、ラグビーなどの練習に使われているらしい。広いグラウンドやテニスコートの他に54ホールもあるパークゴルフ場も造られていた。無料のようである。明日ここへ来ようかなと思った。相棒も乗り気のようである。温根湯温泉には17時少し過ぎ到着。
この道の駅には温泉は無いけど、近くに温泉街があり、立ち寄り湯もできる。今日は我々は風呂は入らないことにしている。駅の駐車場には、かなりの旅車と思しき車が停まっていた。今年は関西系のバンコンやワンボックスの旅車が圧倒的に多い。西の方に住む人の逞しきパワーを感じさせられている。関東人が少ないのは世の不景気と無関係では無いのかも知れない。あるいは関西人の方が定年後の人生を楽しむ術(すべ)を知っているということなのかもしれない。そのようなことを思わせるような、今年の北海道の夏である。その中に混じって錨を下ろし、夜を迎えることにした。