山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

09北海道くるま旅くらし: 第35日

2009-08-15 04:41:16 | くるま旅くらしの話
行程:川湯温泉公共駐車場→川湯温泉駅→900草原パークゴルフ場→弟子屈町郊外スーパー→美留和名水→ホテルパークウェイ(入浴)→川湯温泉公共駐車場(泊)

終夜の雨は朝まで降り残ったが、予報では天気は回復するらしい。8時過ぎには止んだようだ。朝食の前に、直ぐ近くにある掛け流しの足湯に行く。源泉は44℃ということだが、お湯の温度は冷めることなく足に伝わってくるようで、かなり熱い。熱いのを我慢して20分ほど浸っていると、全身が汗ばんで来た。さすがに本物の温泉だなと思った。からだの一部を温めるだけなのに、その効果が全身に及んで来ている。足湯は掛け流しのものは少ない。そのため水虫などの伝染を恐れてか、敬遠する人も多いのだが、ここはその様な心配は無用のようである。
朝食の後、今日はTaさんに会えるのは夜になるので、雨降りならばここに居て、記録の整理をしてもいいなと思ったりして、どうするか迷ったのだが、風は大丈夫の様なので、とにかくここを出て少し離れた900草原に行くことにする。パークなどしなくても、風さえなければ、900草原は落ち着ける場所である。天気が回復すれば、眺望も素晴らしい。雨降りなら、そこで記録の整理をすれば良い。ということで、出発の準備をする。毎日この様な調子で動いているのだから、誠にいい加減なものである。
出発しても直行はせず、先ずは3㎞ほど離れたJR川湯温泉駅へ。ここでトイレと水の補給などを済ます。水は水洗用の分である。少し贅沢で勿体無い気もするけど、ま、お許しあれ。スッキリした後は一路弟子屈の摩周温泉街を目指し、そこを通り抜けて900草原へ。途中から濡れていた路面が乾き出し、弟子屈の市街を通る頃は、もう雨の心配は消え去った感じとなった。着いた草原には霧も無く、まだ雲は多いけど、いつもの広大な景観が広がっていた。来て良かったと思った。
とにかく今日はここで過ごし、Taさんたちのツアー一行が到着する時間を見計らって動くことにする。天気は大丈夫と、パークゴルフに取り組んでいる人も多い。午後からもかなり時間があるので、先ずはしばらくの間記録の整理に取り掛かることにする。相棒は少しどうするか迷っていたらしいけど、しばらくすると一人パークをしに出掛けて行った。記録の整理に取り掛かると雑音禁止の状態となり、とりつくシマもないので、気の毒だけど構ってはおれない。11時過ぎようやく一段落して、止める。天気もかなり回復して、晴れ間も覗かれる様になって来た。知らぬ間にパークの人たちが増え続けて、大盛況である。何しろ360度ならぬ720度の展望を誇る場所なのである。その開放感はプレーの良し悪しなんぞとは無関係なのだ。お盆休みとあってか、家族連れで興じている組も多い。前の組が終わるのを待つというホールが続く中を、自分も1ラウンドを回る。上がって昼食休憩。
昼食の後一休みして、少し力を入れてプレーしようと開始したのだが、待ちの多いホールばかりで、こうなるとプレーのリズムが狂ってしまい、自分的にはもうダメなのである。我慢しながら1時間あまりプレーしたけど、とうとう嫌になって止めることにする。イライラしながらのプレーは健康に良くない。本当は景観を楽しみながら、ゆったりとプレーすれば、ストレスなどどこ吹く風と流せるのだろうが、小人は全く精神修行の出来ていないことをさらけ出すだけである。嫌な時には止めるのが一番。という訳でパークは止めたのだが、それにはもう一つ訳があって、少し前にTaさんからメールがあり今日の動向を知らせて頂いたのだが、それが気になって、少し早めに川湯の方に戻った方が良いのではと思い出したのである。何と言っても今日の本命はTaさんとの再会にあるのだから。相棒は納得ゆかず不満そうな顔だったが、無視することにした。
15時少し前、900草原を引き上げ、川湯温泉の方に向かう。途中、美留和の名水を汲む。それからホテルパークウェイの立ち寄り湯に。朝の駐車場に戻ったのは17時半頃だった。どうも落ち着かない。相棒の呆れ気味の眼差しが、その落ち着きの無さを増幅させる。まぁ、それからTaさんから、到着のメールが来るまでの長かったこと。真に他愛ない話ではある。
19時半過ぎ、夕食を終えたTaさんから連絡があり、早速迎えに参上する。我が家(車)からホテルまでは3分ほどの至近距離なのだ。デラックスなホテルの部屋から一挙に粗屋への来訪には、Taさんご夫妻もかなり戸惑われたのではないかと思う。まぁ、その後は時が過ぎるのも忘れての歓談が続いた。Taさんのサウジアラビアでのびっくり仰天の話の数々にその国に住む人たちの思考・文化・風土などの違いを思った。その内容には触れないけど、日本国に日本人として生まれ育ったことを有り難いなとしみじみ思う話が多かった。その分Taさんご夫妻の彼の地での暮らしのご苦労を思った。旅の中では滅多に出来ない再会を果たし、とても嬉しい時間だった。Taさんは、11月末に再帰国の予定とのこと。今度は東京の然るべき所で、仲間の皆さんと一緒に、更に円熟した彼の地での暮らしぶりの話を聞かせて頂きたいと思う。それまでくれぐれもお元気での活躍を祈念したい。
久しぶりの再会に軽い興奮を覚えつつ、その後はたちまち眠りの中へ。
コメント
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