Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

スピーチコンテスト

2015年03月10日 | Weblog
バッカーズ寺子屋をはじめ、
色々なところでスピーチの指導をしています。

難しいのは、子どもの頃から強固に浸透している
スピーチに対する考えを払拭していくことです。

「話すことを暗記して話すのがスピーチ」

「間違えずにスムーズに話すことが良いスピーチ」

「できるだけ良いことをそれらしく話すのが良いスピーチ」

こうした考えに子供たちも雁字搦めになっています。

こうした考えを抜け出せない大人のもとで練習を重ねれば、
事態はより悪化していきます。

私もなかなかうまく指導できず、
そこから抜け出させてあげられないのが辛いところですが、

形だけのスピーチになるよりも、
未完のままでも、
それを探究する姿勢を伝えていった方が
私としては良いのかなと思っています。

拙くとも、自分を語るスピーチをして欲しいと思います。

自分の思いに正直であって欲しいと思います。

自分の信念を持って欲しいと思います。

私が理想とするひとつのスピーチの姿は、
実際の人間社会を真摯に生き抜いている
経営者の皆さんのスピーチです。

言葉を磨くことは、結局は、心を磨くことでしかない。
そう思います。
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西之島

2015年03月05日 | Weblog
西之島が噴火を続け、
その面積は拡大し続けている。

その映像を見ていて、
故益田勝美先生のことを思い出した。

先生の御著書『火山列島の思想』は、
その講義と共に非常に興味深く、
拝聴し、拝読した。

ご存命であったら、
西之島の姿を見て、
先生はどのようにコメントされるのだろうかと思った。

日本は火山列島である。

その原初の体験が、
国生みの神話という「もの・かたり」として、
成立したのかも知れない。

私たちにとって、
国土は生まれ出づるものであり、
それは神々の業としか言いようのないものだったのではないか。

だから、自然を神として畏れ敬う心を持っていた。

これは私の感懐であり不正確なものである。

しかし、その心を忘れないようにしたいと思う自分は確かにいる。


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信ずること

2015年03月05日 | Weblog
信ずることは、なかなかに難しいことのようです。

他人を信ずるということも難しい。

他人に冷ややかに見られていたとしても、
悪しき思いを感じたとしても、

なお他人を信じ続けようとする
意志を持つことが大切なのだと思います。


自分を信ずることも難しい。

能力の無い自分、弱い自分ではあるけれども、
その可能性を信じて、

どのように日々を走り続けるか、
考え抜き行動するということもまた、
非常に大切なことなのだと思います。

修行はまだ始まったばかりです。






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失ったものは

2015年03月03日 | Weblog
戦後の教育が失った最も大きなものは、

「学ぶ者の姿勢」と「教える者の姿勢」かもしれません。

双方に、あるべき姿勢があるように思えて成らないのです。

その構えの無さと、覚悟の無さが、

教育界を不毛の砂漠にしているのかもしれません。

良く学ぶ者のみが、良く教えることが出来る。

これは真理だと実感しています。
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