Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

スピーチコンテスト

2015年03月10日 | Weblog
バッカーズ寺子屋をはじめ、
色々なところでスピーチの指導をしています。

難しいのは、子どもの頃から強固に浸透している
スピーチに対する考えを払拭していくことです。

「話すことを暗記して話すのがスピーチ」

「間違えずにスムーズに話すことが良いスピーチ」

「できるだけ良いことをそれらしく話すのが良いスピーチ」

こうした考えに子供たちも雁字搦めになっています。

こうした考えを抜け出せない大人のもとで練習を重ねれば、
事態はより悪化していきます。

私もなかなかうまく指導できず、
そこから抜け出させてあげられないのが辛いところですが、

形だけのスピーチになるよりも、
未完のままでも、
それを探究する姿勢を伝えていった方が
私としては良いのかなと思っています。

拙くとも、自分を語るスピーチをして欲しいと思います。

自分の思いに正直であって欲しいと思います。

自分の信念を持って欲しいと思います。

私が理想とするひとつのスピーチの姿は、
実際の人間社会を真摯に生き抜いている
経営者の皆さんのスピーチです。

言葉を磨くことは、結局は、心を磨くことでしかない。
そう思います。
コメント
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