Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

ふと、江戸時代を思った。

2020年05月16日 | Weblog
今は新型コロナウイルス感染防止のため国境が閉ざされています。しかし、いずれまた、世界の人々は往来を再開していくと思います。

そこで、ふと思ったことは、これまでのグローバル化は、いったい何のためだったのだろうかということです。経済効率の追求ということ以外に、どんな意味をもっていたのか。

異文化を知るとか、友人が増えるとか、教養が豊かになるとか、先端的なことを学べるとか、色々な意味があるとは思います。

しかし、それにどれほどの価値があるのか。よく分からないところもあります。

江戸時代は、海外との付き合いはあまりありませんでした。しかし、人々は幸せでなかったかといえば、そうでもないと思います。太平の時代を謳歌していました。

個人が国境を越えるようになり、会社が国境を越えるようになり、国が国境を越えて付き合っていくようになりました。

それは何のためだったのか。経済的欲望を満たすためだけなのか。そうではないはずです。それを一人ひとりが考え、行動することが求められる時代になっていくことでしょう。

地球規模の解決が求められる問題は、国境を越えて解決して行かざるを得なくなっています。
ということは、個人の安全のためにも、グローバル化は避けられない時代になったということでしょうか。SDGsという概念は、それを物語っています。

人間の幸せとは何か。グローバル化はどのように幸せに関わってくるのか。そうしたことを考えなければならない時代が、目の前に来ているのかもしれません。

しかし、まだ、国家の野望や、個人の欲望が、個人や国家を動かす強烈な動機になっている以上。国家の舵取りも、自分自身の舵取りも困難な時代だと思います。

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