Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張」

2007年08月16日 | Weblog
「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張」

 「元幕臣が新政府で名利を得るとは」と福沢諭吉に非難された勝海舟は、「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張」と答える。行蔵とは、「進んで世に出て手腕を振るうことと、隠れて世に出ないこと。」である。

 つまり、自分の行動や出処進退をどうするかは自分が決める。その結果について、人はあれこれ評価したり批判したりするだろうが、それは他人がやることであって、私のあずかり知るところではないと勝は答えたのである。

 私は福沢諭吉も好きだが、勝海舟も好きだ。二人とも深い人生を生きている。
勝の言葉は、人生を丸ごと公のためにぶつけて生きているという自負と信念があったればこそ出たものであろう。

揺るがぬ信念に生きる勝の人生に私はあこがれる。
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1 コメント

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浩然の気 (未来)
2007-08-23 22:06:13
木村先生のこの書込みを読んで、何となくこの言葉を思い出しました。

「みずからかえりみて縮くんば、千万人と雖もわれ往かん。」

自分の判断が正しいと確信するならば、反対者が千万人いても闘う。その心意気を発展させた気が、浩然の気であると孟子は話しました。

千万人と闘うという勇猛果敢な精神に加えて、公のために人として正しい道を歩むこと。それが浩然の気。

そんな風に生きられたら素敵だと思う憧れをもって応援しています。

追伸:テレビ放映も拝見しました。気持ちが伝わっているといいですね。

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