Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

教育の理想

2025年03月06日 | Weblog

私の教育の理想は、子どもたちが立派な大人になることであって、

先々で、子どもたちが私に何を学んだかさえ忘れてしまっていてもよいと思います。しかし、学んだことがその人の中に沈潜し、その人の人格形成の土台となっていたら望外の喜びです。

こうしたおかげでこうなったと因果関係がわかるような教育は、人間教育においては、しょせん浅いものでしかないのだと私は思います。

私にできることは、私の教育に全力を尽くすということだけです。それに対する評価は他人のものですから、私にはどうすることもできません。私の知るところではないのです。

ただ、何十年かが過ぎて、「あぁ。そういうことだったのか。」と気づいてくれる人が少なからずいてくれたら、私の努力も無駄ではなかったのだろうと思えるに違いありません。

その日のために全力を尽くしたいと思います。

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相手を考える

2025年03月06日 | Weblog

子どもたちに、レポートなどを「書く」際、意識して欲しいのは「誰に対して」書いているのかを明らかにして書くということです。これが明確でないことが多いと思います。そこが定まっていなければ、言葉の選び方も、表現の仕方も当然変わってきます。相手を意識するということは、相手を大切にすることでもあります。

スピーチでは、ここはかなり改善されるのですが、書くことについては、少し気を緩めるとたちどころによくわからないことになってしまいます。

誰に話そうとしているのか、誰に自分の意志を伝えようとしているのかを、曖昧にする日常があるのだと思います。また、書くことについても、誰に対して書いているのかを明確にせぬまま書く習慣が身に着いてしまっているのではないかと思います。

しっかりした人間を育てていくということは、そうした細部をいい加減にしないということだと思います。

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