Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

食の大切さ

2023年07月31日 | Weblog

バッカーズ寺子屋の合宿では、

バーベキューの食材を予算を決めて班ごとに買ってもらいます。

また、自分で作り、後片付けまでも、子どもたちにしてもらいます。

そこに色々な教育の問題が垣間見えてきますし、

それが実り多き学びの時間になっていることを感じます。

「料理」という言葉の漢字の意味をそれぞれ見ていくと、

「料」は、見当をつけてはかること。

「理」は、物事に備わった筋道のこと。

と辞書に書かれています。

料理の全体像やそれぞれの材料や調味料などの分量を、

見当をつけてはかる力が必要ですし、

全ての食材や調味料を、

正しく筋道を立てて活かし切ることも大切です。

手順という筋道を間違えば、

素材を活かし切ることはできないと思います。

大した料理も出来ない私ですが、

少なくとも料理の教育的意義の大きさはわかります。

ものすごく頭と心を使う、極めて人間的な営みであるとも思います。

そして、両親や祖父母が、食に手間暇をかけることを蔑ろにし、

社会的自己実現のために失われた時間の代替措置として、

食の便利さのみを追求してきたことが、

どれほど子どもたちの人間形成に、

恐ろしい結果をもたらしているかも感じています。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする