Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

プリンシプルのない国

2012年07月17日 | Weblog
いじめ問題に象徴される
教育問題の混迷にせよ、
政治の混迷にせよ、

原因はつまるところ、
大人の覚悟とプリンシプルの無さ
というところに行き着くのではないだろうか。

事の是非は二の次で、
大勢につきたい、

できれば事を荒立てず、
平々凡々の生活を続けたい、

そんな哀しい大人の性によって成り立ってきた社会が、
そろそろ限界に近づきつつあるのではないだろうか。

「いやしくも天下に一事一物を成し遂げようとすれば、
命がけのことも始終ある。
依頼心を起こしてはならぬ自力でやれ」

伊藤博文が次男の留学に際して贈った訓戒の言葉である。

師吉田松陰からは「才劣り、学幼し」と評された伊藤博文だが、
命がけの「覚悟」には、並々ならぬものがあった。

それが大切なのだと思う。
コメント
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