『人類との対話』より 第七の対話 多くの人が答えたがらない質問
この七つの質問は魂の深い部分から生まれた。そして質問された相手を、魂を探す旅へと誘い、やがて世界を変えていく。
長く問い続けていく必要のある三つの質問
1.全世界七十億人の人々がみな同じもの(平和、安全、機会、繁栄、幸福、そして愛)を望んでいるのに、なぜ手に入れられないのだろうか?
2.生命について、わたしたちがまだ完全に理解しておらず、理解すればすべてを変えられるものが、あるだろうか?
3.わたしたち自身、そしてその人生と目的について、まだ完全に理解しておらず、理解すれば、わたしたちの経験や現実をよりよいものへ変えられるものがあるだろうか?
とても力強い質問だ。答えるにふさわしい問いかけだ。たとえ答えが出せなくても質問自体に価値がある。
だが誰が問いかけるのがよいだろう。
政治家? 違う。国王、大統領、首相、州知事? いやそれも違う。聖職者? そうではない。教育者? 少しはいるかもしれない。軍や経済界、産業界のトップ? 違う。
ごく普通の人々が夕食のテーブルで? そう、それがいい。そこから始めるのがふさわしい。
わたしやあなたのようなごく普通の人々が、世界中のあらゆる場所で問いかけることから対話が始まる。そして、それが次の質問へと続く……。
人生の基礎となる四つの質問
4.わたしは何者か?
5.わたしはどこにいるのか?
6.なぜそう思うのか?
7.そこでわたしがやろうとしていることは何か?
この質問を無視して進化する人はいない。これらの質問(人生で大事な質問はいくつかあるが、これはその根本にかかわるものだ)を聞いたときに感じる迷いを、解決しなくてはならない。そうでなければ、何をしているのか、なぜこんなことをしているのかわからないまま、何日も考え込むことになってしまう。
これは、今多くの人が感じている状況と同じだ。だから世界はこんなひどい状態のままなのだ。
わたし自身も、この四つの問いに答えを出すまで先へ進めなかった。(もちろん今も絶えず新しい答えを探している。一日中、自問自答を繰り返していることさえある。その意味で言えば、これらの質問は何かを与えるだけでなく、何かを変える力を持っている)
最初の質問はまさに鍵だ。これに答えれば、すべての扉を開くことができる。いちばん大きな謎、つまり、わたしたちのアイデンティティに関する謎について深く考えようという質問だ。名前を知りたいのではない。この宇宙で、自分のアイデンティティが何なのかと尋ねているのだ。
この質問に対する「正しい答え」は存在しない。あなたが出す答えがあるだけだ。
二つ目の質問は一見簡単そうに見える。だが答えを出すのは容易ではない。
わたしはどこにいるのか?
あなた自身はどこに存在しているのか。つまりあなたが自分の存在を感じられるのはどこにいるときなのか。どうしてそう考えるのか。あなたは現実の生活の中で、自分の存在をどうやって感じているのか。
わたしがここで述べているのは概念的なことだ。あなたがいる場所についての地理的な説明(わたしは地球に住んでいます。地球とは太陽から三番目に近い惑星で……)を知りたいのではない。あなたがその場所を概念としてどう捉えているのかを知りたいのだ。
何かを学ぶ場所、たとえば学校として捉えているのだろうか。それとも試験のようなものとして捉えているのだろうか。自分の力を証明し、人と競い合う、勝者と敗者が生まれる場として捉えているのだろうか。
あるいは概念として説明できる場所がなく、太陽系の惑星のひとつにいるといったような説明しかできないだろうか。
わたしたちが自分自身を見つけられる場所はどこだろう。あなたの心はそれを知りたがっている……わたしはどこにいるのか?
この質問も先ほどと同じで「正しい答え」は存在しない。だがわたしは、この答えを出すまでは、自分の人生経験を入れておく引き出しをつくることができなかった。それがなくては、せっかくの経験も意昧のないものになってしまう。それではアリや(エと変わらない。わたしたちは人間をもっと複雑な生物だと思っていた。おおよその平均寿命はわかっている。この先何も起こらなければ、あとどれくらいここにいられるかもわかっている。では、こことはどこなのだろう?
この七つの質問は魂の深い部分から生まれた。そして質問された相手を、魂を探す旅へと誘い、やがて世界を変えていく。
長く問い続けていく必要のある三つの質問
1.全世界七十億人の人々がみな同じもの(平和、安全、機会、繁栄、幸福、そして愛)を望んでいるのに、なぜ手に入れられないのだろうか?
2.生命について、わたしたちがまだ完全に理解しておらず、理解すればすべてを変えられるものが、あるだろうか?
3.わたしたち自身、そしてその人生と目的について、まだ完全に理解しておらず、理解すれば、わたしたちの経験や現実をよりよいものへ変えられるものがあるだろうか?
とても力強い質問だ。答えるにふさわしい問いかけだ。たとえ答えが出せなくても質問自体に価値がある。
だが誰が問いかけるのがよいだろう。
政治家? 違う。国王、大統領、首相、州知事? いやそれも違う。聖職者? そうではない。教育者? 少しはいるかもしれない。軍や経済界、産業界のトップ? 違う。
ごく普通の人々が夕食のテーブルで? そう、それがいい。そこから始めるのがふさわしい。
わたしやあなたのようなごく普通の人々が、世界中のあらゆる場所で問いかけることから対話が始まる。そして、それが次の質問へと続く……。
人生の基礎となる四つの質問
4.わたしは何者か?
5.わたしはどこにいるのか?
6.なぜそう思うのか?
7.そこでわたしがやろうとしていることは何か?
この質問を無視して進化する人はいない。これらの質問(人生で大事な質問はいくつかあるが、これはその根本にかかわるものだ)を聞いたときに感じる迷いを、解決しなくてはならない。そうでなければ、何をしているのか、なぜこんなことをしているのかわからないまま、何日も考え込むことになってしまう。
これは、今多くの人が感じている状況と同じだ。だから世界はこんなひどい状態のままなのだ。
わたし自身も、この四つの問いに答えを出すまで先へ進めなかった。(もちろん今も絶えず新しい答えを探している。一日中、自問自答を繰り返していることさえある。その意味で言えば、これらの質問は何かを与えるだけでなく、何かを変える力を持っている)
最初の質問はまさに鍵だ。これに答えれば、すべての扉を開くことができる。いちばん大きな謎、つまり、わたしたちのアイデンティティに関する謎について深く考えようという質問だ。名前を知りたいのではない。この宇宙で、自分のアイデンティティが何なのかと尋ねているのだ。
この質問に対する「正しい答え」は存在しない。あなたが出す答えがあるだけだ。
二つ目の質問は一見簡単そうに見える。だが答えを出すのは容易ではない。
わたしはどこにいるのか?
あなた自身はどこに存在しているのか。つまりあなたが自分の存在を感じられるのはどこにいるときなのか。どうしてそう考えるのか。あなたは現実の生活の中で、自分の存在をどうやって感じているのか。
わたしがここで述べているのは概念的なことだ。あなたがいる場所についての地理的な説明(わたしは地球に住んでいます。地球とは太陽から三番目に近い惑星で……)を知りたいのではない。あなたがその場所を概念としてどう捉えているのかを知りたいのだ。
何かを学ぶ場所、たとえば学校として捉えているのだろうか。それとも試験のようなものとして捉えているのだろうか。自分の力を証明し、人と競い合う、勝者と敗者が生まれる場として捉えているのだろうか。
あるいは概念として説明できる場所がなく、太陽系の惑星のひとつにいるといったような説明しかできないだろうか。
わたしたちが自分自身を見つけられる場所はどこだろう。あなたの心はそれを知りたがっている……わたしはどこにいるのか?
この質問も先ほどと同じで「正しい答え」は存在しない。だがわたしは、この答えを出すまでは、自分の人生経験を入れておく引き出しをつくることができなかった。それがなくては、せっかくの経験も意昧のないものになってしまう。それではアリや(エと変わらない。わたしたちは人間をもっと複雑な生物だと思っていた。おおよその平均寿命はわかっている。この先何も起こらなければ、あとどれくらいここにいられるかもわかっている。では、こことはどこなのだろう?