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2050年の歴史の分岐点

ミカロスの気分

 物語は詳細で述べましょう。

 ミカロスの気分はそれで作り上げます。

第九章のキーワード

 第九章をコミュニティと情報共有というキーワードでまとめましょう。

 第八章と異なり、第九章は環境社会がテーマです。そこでのコミュニティは内部の世界です。コミュニティの機能そのものは第八章でハッキリさせて、それを第九章で市民の間に拡げていきます。

 情報共有も、黙っていては何も情報は集まらないし、発信できません。マスコミなども含めた、新しいカタチにしていく。

 一番大きいのは、民主主義制度まで及ぶということです。環境社会という以上は、政治とか行政とかに拡大していきます。そこには、別の人たちが現れます。

 コンパクトシティにしても、青森市ではないけど、試行錯誤してやっている。これは世代をまたいで、最低でも、20年とか30年という代物です。

 地方では、そういうカタチで進んでいけるけど、中央まで及ぶものは少ない。だから、様々な実験をどう活かしていくのかのアプローチもあります。

 存在の力は、完全に人間の覚醒を意味します。全体主義は、個人が全体が従属させたけど、今度は全体を個人に従属させる時です。これこそ、真の革命です。

 ただし、これは制度だけではない。どこまで参加できるのか、参加できないものをどうするか。そういう位相的な感覚も必要です。

人間は目的を持たないと意味がない

 「アンドロイド」で気になったことがあります。人間は目的を持たなくても生きていけるけど、モノは目的がないと捨てられる。これは逆ですね。

 モノには目的は要らない。使う人によって、目的が付与される。人間こそが目的が必要です。すべての人間はすべての中心であるべきです。捨てられるとか、そういう類ではない。次元が違います。

トルコとの皮コート

 トルコの皮コートを着てきたけど、ちょっと寒いです。このコートが着られる季節は少ないです。防寒服にはなりません。

全てを知る

 全てを知るのに、丁度いい本が二冊あります。それを今日、とりあえず触ろうか。一冊は「人類の対話」です。もう一つはウィットゲントシュタインの「哲学探究」です。

2050年の歴史の分岐点

 2050年の歴史の分岐点は、人類の試金石なんでしょうね。2050年に折り返した後に、どうなるのか。単にコンパクトな町だったら、折り返しとは言いません。何が変わるのか。様相が変わるのか、心が変わるのか。

 一番大きな変化は、人間の心になってくるでしょう。だけど、そう簡単にできるわけないし、それを維持できるわけがない。それをいかにカタチにするのか。その意味では、国民国家と同じレベルかもしれません。それまでは、国と国民は異なっていたものが一緒になって、国に支配された。

 今度は国民が国を支配することになる。それだけで、革命と言えるかどうか。何しろ、137億年の歴史の中で考えないといけない。137億年の間に、地殻変動で地中海を湖にしたものが三回起こっている。白亜紀のように、種が爆発的に増えたり、絶滅したりしている。それと同程度のものがどのように起こるのか。

 一番、大きな変化があるとしたら、多重宇宙との出会いなんでしょうね。時空間が交差する瞬間を見たいものです。

 2050年の時点には、私が存在していないのは確かです。だから、何が起ころうとも、本来関係ないです。身も蓋もないけど、そういうものです。自分の存在が亡くなった時点で、宇宙全体がなくなる。それが存在と無からの結論です。

 それでもやはり、2050年の世界を考えるのはなぜなのか。性なのか。やはり、全てを知りたいところだけかもしれない。興味があるというレベルかもしれません。決して、予言ではありません。予言しても、達成したものを見ることはできない。

 だけど、人類は多重宇宙のような、証明できないものを科学として、作り出しています。それと同じ類なんでしょう。

 まあ、バックキャスティングするには、丁度いいかもしれません。分岐点から考えて、どこまで人類が変われるか。と言っても、一番は存在の力です。それをどこまで理解できるのか。その意味では、「人類の対話」とよく似たところに持って行くことになるかもしれません。
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項目名の変更 環境社会

問題整理
 人口増減と格差:人口増減が環境問題を生む 行政はコンパクト化を望む インフラ格差が社会格差を生む 環境社会に適した暮らし方
 エネルギー問題:フクシマで原発の限界を露呈 エネルギーは地域に分散 市民と連携したエネルギー政策 社会インフラのスマートグリッド
 静脈系の流れ:廃棄物をどこに回すのかの問題 リサイクルを共有で考える 静脈系を主にした循環型社会 高齢者問題は循環型社会の課題
 環境問題の制約:25%削減に束縛されている 生活者発想で多様なエネルギー 地下資源も地域で循環させる 国の方針は不明確

環境社会の動き
 日本の活力:少子・高齢化は社会保障に影響 不安定化を地域の活力で対応 地球規模の課題を地域で対応 国を超えて、流れが拡大
 市民と地域:消費者から生活者の発想 多様な地域の知恵を活用 地域協働で新しい行政を具体化 車に依存しないコンパクトシティ
 企業とインフラ:モノつくりからソフト化へシフト クライシス想定の社会インフラ 共有概念で市民と合意形成 産官学連携のスマートシティ
 市民主体の形態:市場主体民主主義は破綻 国による分配能力は限界 国に依存しない民主主義 夢が市民を強くする形態

環境社会に対応
 問題解決の方法:技術開発・インフラ展開はムリ 自分たちで解決できる道 サファイア発想で市民中心に循環 共有概念で社会構造を変える
 環境社会の配置:NPO事務局は考える場を提供 市民は環境意識をカタチにする 専門家は課題を明確にする 行政は市民を環境社会に誘導
 合意形成の仕方:コミュニティでテーマを絞り込む コミュニティでチームを定義 メンバーが立場と知識で発言 コミュニティ合意形成の論理
 2030年の姿:つながりをコミュニティで実現 コミュニティに知識と意識を集約 グローカルのインフラを実現 環境問題で産業のソフト化

2015年から準備
 市民を強くする:SNSで武装化し、自律する 市民が分化し、学習する 地域の特性を生かし、つながる 全体の幸せが自分の幸せ
 地域が独立:行政は全体効率を狙う 税収入を地域に移管する クライシスを想定した対策 市民から始まるマーケティング
 地域から循環:行政は市民の動きが見えない コンパクトでオープンな生活 社会コミュニティで地域活性化 循環型での役割分担
 サファイア革命:存在の力で市民の意識変革 情報共有で緩やかなネット 共有意識からコミュニティ化 新しい民主主義をアピール

社会インフラ
 地域ネット構築:欧州は使わない車は隠す発想 自立の発想で風景を変える 地域をカバーするローカルネット 地域を超えたグローバルネット
 地域インフラ:企業・行政のスマートな地域 LAN/WAN発想でインフラ設計 経済を変え、政治を変える 共有の考えで国民性を変える
 働き方の改革:存在の力で働く意味を考える 地域インフラを自前にする 組織は個人の分化を促す 多くの人が働ける仕組み
 全体を変える:欧州の生活道路は乗入制限 生き抜くために生活者として発言 地域の要望で企業を変える 政治で大胆なインフラ提案

経済体系見直し
 人を生かす経済:ローカルで行い、つなげていく コミュニティでグリーン雇用 高度サービス化で付加価値創出 グローバルはローカルを支援
 持続可能な循環:個人を分化して、各方面に展開 企業意識を使うにシフト サファイアで持続可能性を追求 地域と国の役割を明確にする
 税制を地方に:独自性を発揮できる財源を確保 地域で優先順位を決定 消費税アップで実現できる社会 地域主権で社会保障制度
 環境社会の哲学:意思の力から存在の力へ 公共の概念で知の世界を作る 個人所有の限界からシェアへ 儲かるシェアで幸せ追求

政治形態
 地域の姿:欧州の地方自治は参加型社会 市民意識を表現できる規模 共有環境の図書館を活かす ゲームからコミュニティ化
 国の役割:国民国家は独立を勝ち取る 国は分配と雇用を保証する 地域の様々な試みを集約 新しい民主主義で国民を変える
 政治家の役割:議論し、結論を出す環境をつくる 法案を作り、行政に執行させる 価値観と危機感で平和を追及 多様な意見を事務局で実現
 2030年の社会:ハイパーインフレで生活破綻 コミュニティに人的資源を集中 LL=GGに向け、ゆっくりした変革 組織が分化した産業構造

国際関係
 国民国家の方向:国民国家としての成功体験 日本の次の姿が見えない EUは多様な価値観に対応 各国は環境社会に向かう
 日本の針路:日本は集団的浅慮にある モノつくりで一人ぼっちの国 アジア諸国と連携した国 環境社会で世界の盟主
 国際関係:人口変動に対応して国が動く GGの超国家が出現 LL・GGの環境社会で対応 北欧の新経済理論が見本
 国家連合形態:同一価値観でつながる国家連合 EU・地中海の国家連合 アジアのインド洋・シナ海連合 アメリカ大陸の米州連合
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