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中心から見えない周辺

『限界集落の真実』より

中心からの周辺への不理解の構造は、二〇一一年の東日本大震災をめぐる報道にもよく現れていた。自然の津波に対する、人の津波とも言えるような報道陣が、関東・関西から被災地に押し寄せた。その情報は日本中の各家庭を、これまた津波のように覆い尽くした。

しかし、これらの情報から何が見えただろうか。自治体ごと破壊された三陸沿岸の町。原発事故でふるさとを追われた福島浜通りの人々。まだ現在進行形にあるこの現実の重みを、どれくらい我々は、これらの報道を通じて理解できたというのだろうか。

一方的な不理解の構造を解消しうるような、新しい認識枠組みをつくる必要かおる。日本社会の認識構造全体を再構築することが必要だ。

まず一つ、確かに言えることは、周辺から見通していく認識の座が、いまの我々の思考法のうちに明らかに欠けていることだ。中心からは周辺が見えない。都会の人はむらの暮らしが見えないし、まして首都圏に暮らしていれば、地方の暮らしは全く見えないだろう。この状況をびっくり返し、限界集落のような周辺の座から全体を見渡す認識を意図的につくり出していくことが必要だ。限界集落の問題を、かわいそうな地域の集落支援という議論を越えて、二I世紀という時代に、我々が迎えているこの国の形そのものに関わる問題として、どう提起できるのかが問われている。

第1章で述べたように、国もメディアも、いまあたかも次々と集落が消えているかのような情報を我々に流し続けてきた。多くの人がその情報をよく考えることなく、そのまま受け取っていたはずだ。しかもまたそれを、自分とは切り離された別の世界の出来事と受け止めていた人も多かったはずだ。

例えば、鯵ケ沢町の財政状況なども、鯵ケ沢町民がだらしないからそうなったのだ、としか映っていなかったかもしれない。しかし、鯵ケ沢町の置かれた現状は、日本の中央と地方の問題の縮図でもあり、矛盾が折り重なって凝縮された、言うなればホットスポットだ。そして東日本大震災で露呈している原発事故も、単なる科学技術の利用の仕方の問題ではなく、周辺から見ればまさに、中心と周辺のいびつな関係が凝縮したところに生じたものである。似たような問題は、これまでの大規模公共事業やリゾート開発などを拾っただけでも、地方にはいくらでもある。しかもその中央-地方関係は、震災後もいまだに反省されず、見直されてはいないわけだ。

むろんこのことは、当事者である地域の地方自治体も、住民も、責任の一端を担っているわけだから、それぞれに認識を変えていく必要がある。いままでの地方における行政依存・中央依存的思考法は、中央における周辺への不理解と表裏一体の関係にあるからだ。しかし、周辺の場においてほど、このことに気づき始めてもいる。認識の転換は徐々に始まりつつある。

これに対し、肝心の中心では、認識の転換が始まる気配がない。それはどうも、中心の視座からでは、そのままでは見えないものがあるからのようだ。意図的な認識転換の機会づくりが必要だ。本書はまずはそれを目指してきたわけである。
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4つの要望の内、3つが動き出した

地域の活性化

 個人の活性化は何のために生まれてきたのか、何をしたいかをハッキリさせることでしょう。その上で、日本人一人一人が行動できるようにする。

 そのために、地域活性化を行うための地域コミュニティです。そこが世界を動かせるという実感です。

 と言っても、身近なことをやっていればいい。当てにならないものは当てにしないし、自分たちでやることは自分たちで行います。

ネットワーク会社への申し入れ

 パートナーとは次期ネットの到達点の違いが明確になった。パートナーの到達点が私の出発点です。

 2年前の販売店ヒアリングでの結果を展開していきます。個々の販売店でのニーズに基づく店舗環境の構築です。これをネットワーク会社の営業行為の中でとりあえず、試みます。

 次期ネット構築時点では、ありモノを使った、販売店主体の活用を行います。そのためにネット展開時に販売店の要望を入手して、それに対応する仕組みをコストを明確にして、メニュー化します。

 販売店経営者へのアピールです。現時点の意識では何も動かない。2年後には動いていないとやばいと思っています。経営者能力への試金石です。

簡単に使える、データ抜き出し

 販売店要望から出てきたテーマで、当室に提案したが、勝手に扱われた。eの法で、実現しようとしているという話を聞きました。私の提案を実現してくれるのは誰でもいい。

 4つの要望の一つです。①店舗の活性化、②お客様とのつながり、③簡単に使える、④ネットワーク活用の②③④が動き出しました。それぞれのインタープリターに任せます。

豊田市図書館

 豊田市図書館に5時に到着しました。3階・4階の新刊書は全滅です。ひどいものです。5階でやけになって、14冊借りました。新刊書の棚には、半分ぐらいしか残っていない。

 予約していた『ブレア回顧録 上下』が来ていた。まあ、これぐらいですね。洞爺湖サミットで温暖化に対する提案書が気になっている。その時の心境を知りたかった。

 豊田市図書館で借りた16冊

 312.33『ブレア回顧録 上』12月に見つけて、1月始めに予約して、2月に届いた
 312.33『ブレア回顧録 下』
 748『朝日新聞報道写真集2012』
 290.93『ペルー ボリビア エクアドル コロンビア』地球の歩き方 持ち歩きに便利!マチュピチュ別冊マップ付き
 313.61『天皇制国家の支配原理』
 302.45『ウガンダを知るための53章』
 361.64『世代論のワナ』
 311.4『「常識」としての保守主義』
 302.22『中国文化強国宣言批判』胡錦濤政権の落日
 369.31『写真集 三陸紀行』未来に伝える東日本大震災の記録
 709『世界記録遺産データ・ブック』
 331.74『サムエルソン「経済学」の時代』
 230.7『ロカルノ条約』
 292.22『わがまま歩き33 上海 蘇州 杭州』
 361.42『日本人の価値観』世界ランキング調査から読み解く
 232『ローマ人に学ぶ』
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