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“超訳”本

『読書世論調査』より

ドイツの哲学者ニーチェの著作に書かれた文章を、現代風に訳し直した「超訳ニーチェの言葉」が70万部を超え、話題を集めた。

原著を直訳せず、日本語としての分かりやすさを優先した“超訳”は、1980年代後半にアカデミー出版が採用し、シドニィ・シェルダンの「ゲームの達人」をベストセラーとしたことで注目された。最近、出版が相次いだ“超訳"本は、現代の作家のものでなく、マルクスの「資本論」や孔子の「論語」など、古典的な哲学書や思想書が多いのが特徴だ。

1.“超訳”本への関心

 “超訳"本を「読んだか」あるいは「読もうと思うか」を尋ねたところ、「読んだ」は3%。「まだ読んでいないが、読もうと思う」の16%を加えると、関心を持った人は全体の約2割。「読んでいないし、読むつもりもない」は80%だった。

2。関心を持ったきっかけ

 “超訳"本を「読んだ」「読もうと思う」と答えた人に、関心を持ったきっかけは何か、五つの選択肢から選んでもらった。

 最も多かったのは「読んだことがなかったので簡単に内容を知りたかったから」で、49%と半数近くを占めており、ビジネス入門書と同様、難解な書物の内容を簡単に知ることができる点が、本を手に取る最大の動機になっていることUが分かる。

 次いで「昔読んでよく分からなかった本を理解したかったから」と「新聞やテレビ、雑誌、インターネットで話題になっていたから」が同率で19%。「ベストセラーランキングに入っていたから」は5%、「友人・知人に薦められたから」は4%にとどまった。

 男女別では、女性は「簡単に内容を知りたかった」が54%と半数を超え、男性も45%に上った。男性は「新聞やテレビ、雑誌、インターネットで話題になっていたから」(19%)よりも「昔読んでよく分からなかった本を理解したかった」のほうが多く、23%だった。

 年代別に見ると「簡単に内容を知りたかった」が20代では63%に達し、30代、40代もそれぞれ51%、55%と半数を超えている。「昔読んでよく分からなかった本を理解したかった」は60代で25%、70代以上で30%と、他の年代に比べて高かった。

3。原典を読んでみたいか

 “超訳"本の登場により、それらの基となったニーチエの「ツァラトウストラはかく語りき」など原典を読むことに結びついているだろうか。「“超訳"本を読んだり、話題になったことを知って、ニーチエの著作やマルクスの『資本論』など、古典的な思想書や哲学書の原典を読んでみようと思うか」を聞いた。

 読んでみたい」(「既に読んだ」も含む)という人は16%、「読みたくない」が80%に達した。

 “超訳"本を「読んだ」経験の有無に分けて見てみると、“超訳"本を「読んだ」人で「原典を読んでみたい」は63%、「読もうと思う」人でも「原典を読んでみたい」は62%だった。前章の「小説仕立てのビジネス入門書」の場合は、「読んだ」人の数字は「読もうと思う」人より20ポイント以上高かったのに、ここではほぼ同率。「マネジメント」などの場合は、入門書を読んだことで初めて原著書に興味を持つ人も多かったのに対して、“超訳"本のほうは、もともと原典の内容を知りたかったのに難解そうなので敬遠していたという人が多く、そういう人たちが“超訳"が出たことで本を手に取るようになったということだろうか。

 いずれにせよ、難解な書物の内容を簡単に知ることができる企画が、原典を手に取るきっかけにはなっているようだ。
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歩きながら考えることはテーマ次第

未唯へ

 スタバで、8時から11時半までパソコン作業。バッテリーが40分ぐらいになったので、図書館に移動。

 昼は新規開店のオープンスペースの店でナンカレー。ご飯が余分に付いていた。日本人にはご飯がいる、みたいな決め付けをしている。この場所に出店した店は1ヶ月で潰れます。元々、通る人が少ない上に、導線から外れています。場所が悪すぎます。

 図書館のパソコン机は満席です。しょうがないから、家に帰って、2時から作業再開です。

今日は、豊田市まで歩きです。

 クルマで行くと、駐車場を3時間ごとに出入りしないといけないので、面倒です。今日は8時から4時までのパソコン作業です。

 それよりも歩きながら考えた方がいいです。そこで考えたことを載せます。例によって、ランダムですが、それなりにまとまっていました。

アメリカとよく戦ったもんです

 アメリカは殺す道具を作るのに、執着心を持っています。原爆もそうですが、B29も一機いくらすると思いますか。そんなものを何千機も作り、航空母艦を何十艦も作っちゃうような国です。

 その上、兵器の改良の努力もすごいです。不時着したゼロ戦一機を完全に分析して、欠点を見抜いて、戦術を変えました。その意味では、アメリカに対して、新兵器を使ったらおしまいです。

アメリカは新しい社会に変えられるか

 アメリカは日本に先んじて、新しい社会に変えられるかが、今回の補強中のメインテーマです。日本と比べてみました。

 アメリカは「公共」図書館があり。キーとなるコミュニティでいろいろな実験をしている。たとえば、リタイアした人のビレッジとか、ホームレスのためのコミュニティなどがあります。

 多様性の中で、コミュニティの中の相手が信じられるかがポイントになりそうです。多様な人種でのコミュニティと日本のような単一の人種のコミュニティを比べた場合は結束力は日本の方が強いでしょう。SNSのような、弱いつながりが要求されている時にはアメリカの方が強くなります。

 情報共有については、SNSとかグーグルの発祥地です。やらかいつながりを実現している。何しろ、実名での発想には、日本では根付かない。コミュニティをベースとした、新しい社会に近いでしょう。

 アメリカについて、気になることがあります。NYのイエローキャブが一種類にしていくらしい。これでは社会主義国の中国の上海と同じです。アメリカの兵器もそうですが、同一仕様にして、全体効率を求める動きをする時があります。日本とかドイツなどのモノを作ることしかできないところでは難しい。

 ある意味ではクルマというモノを「使う」という面で割り切った可能性があります。その時にはバリエーションよりも単機能の方が先が見えてきます。とコミュニティの考えがどこかでつながっているのでしょう。

 アメリカにはグリーン・ニュー・ディールの考え方があります。環境問題をローカルで解決することと雇用を作ることを目的にしています。日本は作ることでしか、雇用を考えていない。これでは、アメリカが先に変わるでしょう。

 オバマの第2期で仕掛けることが考えられる。何しろ、福島原発の影響で、原子力などのエネルギーを封じられるから、ローカルに依存することになる。また、アメリカの選挙制度自体がコミュニティを中心にしています。オバマ二期が決まれば、新しい社会に取り掛るでしょう

北欧のコミュニティ

 では、北欧はどうなのか。コミュニティもシェアする考え方も根付いています。ヘルシンキ辺りで、原発からの熱をシェアしています。だから、電気器具がいらない。これは社会主義のいいところを持ち込んでいます。
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