goo

私の夢は、「ずっと考えていたい」ことです

未唯へ。本当に寒いですね。気温は0℃です。豚汁が食べたくて、クルマにしました。松屋のカレー+豚汁です。贅沢ですね。

「ずっと考えていたい」病にかかっています。明日は熊本まで電車で5時間以上乗っています。私の夢は、そういう長い時間を考えつづけることです。

「数学者の孤独」の中で考えるというロマンチックな夢に中にいるのに、自分から降りてしまいます。時間があるのに、持て余してしまう。与えられた貴重な時間なのに、自分を甘やかしてしまう。考えるテーマを、その時になると忘れてしまう。

仕事では、「考えるだけの存在」で来ました。システム進行がおかしくなってきたら、ひたすら考えて、出来上がった姿をイメージしました。使われて姿が見えているから、開発者からの質問に的確に答えられ、ユーザの喜ぶ顔を見えているので、夢を語ることができました。あとは、それぞれのプロに任せてきました。

「未唯への手紙」はグランド・セオリーと具体的な事象を循環でつなげているので、考えることは膨大にあります。本当に考えたら、頭がどうにかなりそうです。それらを、存在を賭けて考えようとしています。

考えることへの突破口は、考えたことを言葉にすること、何を考えているかを考えることです。さまざまな観点が日々の情報の中から生まれてきます。それに気をとられて、本質的なところへの集中力が欠けています。

2冊の本に出合いました。一冊は「KOKOPELLI(ココペリ)」という本です。「幸せと成功、出会いを運ぶ精霊「ココペリ」が、ネイティブアメリカンの生き方を解き明かす」。その中に、「One day One life, Everyday New day」というアメリカ・インディアンの言葉が載っていました。「One day One life」をスケジュール表の毎日の書き出しにしています。

もう一冊は、セネカ「人生の短さについて」全訳です。セネカは皇帝ネロの教育係もやった、古代ローマ帝国の哲人です。痛感したのは「人生は短くなどありません。与えられた時間の大半を、私たちが無駄遣いしているにすぎないのです」、気に入ったのが「悪にぐるりと包囲されている私たちは、立ち上がることも顔を上げることもできず、真理を見つめられなくなっています」です。やはり、存在を賭けて「考える」しか、救われる道はありませんね。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )