goo

「松皮」せんべいが母との唯一の接続点

未唯へ。今日はあなたのおばあさんの誕生日ですね。老人ホームに入っているので、忘れているでしょう。私は日曜日の10時半から11時半を訪問の時間と決めています。といっても、部屋で自分で持ち込んだ本を2~3冊読んで、帰ってくるだけですけど。

私が話しかけても聞いていません。自分のことしか話しません。他の人が来ると、それなりの会話になっているみたいです。姪の双子が訪問した時もそれなりに、相手をしている。その後に、訪問すると、疲れきっていて、無愛想ですね。

今週の日曜日にはこれしか食べるものがないと言っていた「松皮せんべい」を2袋、持っていきましょう。これが一番いいみたいです。

会社は相変わらず、陰気です。室長と女性がすぐ傍の机でボソボソと話をしていました。あとから、確かめたら、「計画性のなさ」をご指導されていた、とのこと。この時代に2年以上も計画を先延ばしした室長に言われたくないよね。電算部の「米軍の重戦車部隊」的なやり方が伝播してきています。

全てを計算して、絶対に自分が悪いことにならないように計画して進めるやり方です。そのために、時間もコストは倍以上かかり、品質は半分以下になります。その上、ユーザからの要望に対応できないシステムになります。30年前のメインフレームでのやり方です。システムが使われないのも、性能が出ないのも、トラブルもすべて、ユーザの責任になります。

この複雑性の世界で、社会性を持つシステムを作り上げようとしたら、ユーザ主導になるしかない。主役は何万人というユーザです。彼らが今の社会で動けるようにしないといけません。「居て、なんぼの連中」--私が電算部に居た時に、言われた言葉です--に邪魔されたくないよね。

グーグルのクラウド・コンピューティングのように、グローバルな世界から〝無料で〟システムが提供される時代です。作ることに勝手な意味を持ちこまずに、ユーザと一緒に使うことに、自分たちのミッションを見出さないといけません。ユーザ視点という素養からすると、室長よりも女性の方が優れていますよ。

ボソボソ、文句を言っている隣で、私は4日分の書き起こしを完了しました。ライブラリのデモ環境の意味が明確にしました。を意義な時間です。そのあとに、デモ環境を作っていたら、トラブルを起こしました。きっちり、作り込め!
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )