みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

案じるには及ばない

2013年08月17日 | マルコの福音書
マルコの福音書13章1-13節


 「ヨブ記」がもうすぐ聖書同盟から発行されます。Photo_2東日本大震災が起こった年の9月から12月にかけて「みことばの光」に掲載された「ヨブ記」を一冊にしたものです。
 ヨブ記のテーマに触れて、執筆者は次のように書いています。
 「この地上の様々な出来事に対して納得のいく説明ができなくても、そのために神のみこころがわからなくても、それでも神に信頼し続けることのたいせつさを、ヨブ記は私に教えてくれた…。『真に神を愛するとは』、これがヨブ記のテーマである。」
 
 マルコ13章は、終わりについて主イエスが弟子たちに教えられたことが記されています。ここは、弟子が壮麗なヘロデの神殿に感嘆することから始まります。紀元70年のローマ軍によるエルサレム破壊、神殿の破壊について、そして弟子たちが福音のために受ける迫害、さらに私たちの時代からさらに先に待つ「その日」について、主は一気に語っておられます。

 ここでは、主が弟子たちを促している動詞に目を留めてみます。
 「気をつけなさい」(5)、「気をつけていなさい」(9)、「話しなさい」(11)。
 主は、弟子たちとオリーブ山からエルサレムをごらんになりながら、弟子たちが世の中の現象やうわさに惑わされずに、また自分たちに振りかかる出来事に振り回されることなく、福音を宣べ伝えるようにと促しておられます。

 11節に「案じるには及びません」とあります。それでなくても、こうなったらどうしようかとかああなったらいやだなぁなどと、あれこれ思い煩うことがある私にとって、「案じるには及びません」とのイエスのことばは、恐れや迷いを振り切る力を与えてくれます。

 それでも福音を伝える、主をあかしするのだとの促しをいただきました。

     


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。